さくらがわーるどからこんにちは

S藤邸での宴会から一夜明けた秋分の日の昨日、
二日酔いのため9時過ぎまで寝ていると、bakuか
ら電話が…

「もう少ししたら迎えに行きますから!!」

「ﾊｧ？なんだっけ？」

「何とぼけてんですか!!」

そんなやりとり。

どうも酔った勢いで、どこかに向かう約束をしたら
しいのだが、まったく思い出せない。

予定もなかったので、程なくしてやってきた車に
半ば拉致られた状態で乗り込む。



車内にはbakuとM夫、M夫息子の3人。

「I部さんは急な来客でﾊﾟｽになりました」

とのこと。

なんだよ、てことはいつもの火曜部隊じゃねーか。

せっかくの祝日火曜日※なんだから、bakuもM夫
も家族ｻｰﾋﾞｽすればいいのに…

※bakuもM夫も火曜日定休(理容室経営)のため、
　火曜日の祝日でもないと子ども達と休みが合わ
　ないのだ。

それを口にすると、

「ugさんが(日曜日の)運動会で家族ｻｰﾋﾞｽは十分
したろ!!って言ったんじゃないっすか!?」

とのこと。...................嫌な汗がﾀﾗﾘ。

そんなわけで、小学生のM夫息子は別として、せ
っかくの祝日ながら、普段でも一緒に遊べる大人
達を乗せてｴｽﾃｨﾏは走るのであった。

嫌な汗を断ち切るため、益子で缶ﾋﾞｰﾙを購入。

この際だ、無理矢理にでもﾃﾝｼｮﾝを上げていこう。

ただし、運転手のbakuにはﾉﾝｱﾙｺｰﾙﾋﾞｰﾙで我慢
してもらう。


牛の飼料用と思しき大量のﾄｳﾓﾛｺｼ畑

益子の町を抜け、のどかな道を走ること1時間弱、
車は那須烏山市(旧烏山町)へ。


那珂川が見えてきた.....空が広い

那珂川が見えてくると、目的地「矢沢のやな」は
すぐ目の前だ。



「那珂川随一の鮎の宝庫　烏山」の文字が期待
を誘う。

そう、昨日自分が力を入れて「行こう!!」と言ってい
たのは、この「観光やな」だったらしい。

きっと『ｶﾌﾞでBAKU喰い』8月の記事が気になって
いたためと思う。

そんな念願の(?)「矢沢のやな」だったが、BAKU
喰いの記事となんとなく雰囲気が違う…


誰もいないぞ

と思ったら、増水のためﾔﾅへの立ち入りが禁止さ
れていたのだ。


入る気になれば入れるけど…

いずれにしろ、毎週火曜日は禁漁日の様子。


祝日でも休漁日


たしかにかなり増水している

本来はこの簾(す)に上がってくる鮎(ｱﾕ)を捕まえ
ることが出来るのだ。(自分のものには出来ない)

M夫息子には是非ここで遊ばせてあげたかったの
に残念。


巨大な海の家って感じかな

てことで、我ら一行は巨大ﾄｰﾁｶのような店内へ。


かなり広い店内

本来は初夏の若鮎が美味らしいのだが、この際
そんなことは構わない。

「やなでｱﾕをしこたま食らう」ことが今日の目的だ。

いざ、喰おう。

我らはｱﾕの炉端焼き(1人前1300円)を3人前×2
計6人前(30匹弱)を注文した。


店員が炭の周りに刺してくれる


こんなTｼｬｯﾂを着たｵﾆｲｻﾝが刺してくれた

炉端焼きだと天然物で、店で焼いてもらうのは
養殖ものらしい。

出てきたｱﾕは串に刺さっても尾がﾋﾟｸﾋﾟｸ動い
ていた。

焼けるまでの生ﾋﾞｰﾙのあてに…


口がぱくぱくいってたｱﾕの刺身

ｱﾕは横川吸虫という寄生虫の中間宿主である。
食っておいてなんだけど、あまり生で食べるのは
お奨めできない。

稚ｱﾕの唐揚げも食べたのだが写真を忘れた。


でっかい川ｴﾋﾞの唐揚げ....凄く柔らかかった

ｱﾕは身にほんのり焦げ目が付けばOKだという。


美味そうだろ


食う!!


食う!!.....M夫息子の背後に注目!!

仕上げはこれだ。


ｱﾕの炊き込みご飯を焼きおにぎりに…


最高に美味いっす


ごちそうさま!!

炉端焼きでｱﾕの塩焼きを6匹も食べた。

刺身、唐揚げ、炊き込みご飯…とｱﾕ三昧でお腹も
一杯。

さて帰るべ。


ﾔﾅより上流部を望む

『矢沢のヤナ』
やなづくりの様子がblogで見られる。