2012年09月09日

文系のおはなし

文系のおはなし

文系人間の自分には「宇宙のはなし」は読んで楽しいものの、書くとなるとスゲー大変だと言うことを実感いたしました。
なので、今日は生理的に相性の良い、“文系のはなし”で息を継ぎたいと思います。

書店で見かけたご覧の雑誌。
「日経おとなのOFF」という、“ビジネスマンが仕事を離れた時間をより豊かにするために”、というコンセプトの情報誌なんですが、で~っかく書かれた「漢字」のタイトルに、おとなの好奇心がスイッチONで、即買いしてしまいました。
「漢字」に惹かれたというよりも、元々国語(日本語)が好きなんですね。
べつに「Qさま!!」系のTV番組が増えたからというわけじゃないんですけど、最近、「宇宙のはなし」と共に、「国語」もマイブームになっていたりします。

これにはいろいろ伏線があるんですが、最近で言うと、先日の『超バカの壁』や、東京FMの「未来授業」(※)で、ベストセラーになった『声に出して読みたい日本語』の著者、斎藤孝氏の講演を聴いたのも一因かなと思います。

文系のおはなし
杜甫の「春望」 声に出して読みたくなります

そもそも、古来からの日本人の精神(伝統、文化)みたいなものが好きで、阿川弘之氏も著書『大人の見識』の中で…いや、山本夏彦氏の『完本 文語文』が先か…ま、どっちでもいいや、「祖国とは国語」と言っているように、国語はその最たるものだと思うのです。
「漢字」は、中国から伝わった「外国語」ですが、この本の中でも書かれているように、表意文字である「漢字」に「訓読み」や、「万葉仮名」、「国字」等を生み出して「日本語」にしていった、日本人のそうした感性がなんとも堪らないわけです。

さて、この雑誌、パラパラとめくって見たところ、漢検問題から、歴史、漢詩、書道…等々、様々な角度から漢字の世界をひもといてくれていますが、その分それぞれが何となく中途半端な印象。
情報誌だから仕方ないか…なんて偉そうに言ってますが、この手の雑誌は「暇なときに…」と、その辺に置いたままになってしまうのがいつものパターン。
まぁ、置いてあるだけでも、知的好奇心を刺激してくれればそれで充分かな、と思っております。

あ、全然本題とは関係ないですけど、「未来授業」は大学生に限らず“おとな”の皆さんにもお奨めです。
ITuneなどのPodcasting でも聴けますので是非!!

文系のおはなし
大学生を中心とする若い世代に、社会の主軸となる10年後の日本をイメージして、その未来の可能性について、知の先達が「未来授業」として講演する番組。
昨年、ジャパンエフエムネットワーク(全国FM放送協議会)が「FMフェスティバル2011」として、期間限定で放送したが、現在はレギュラー番組になり、FM東京にて平日の19:54~20:00に放送されている。

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