2012年10月18日
今頃?はいつものこと.....映画「はやぶさ」on DVD
映画館で見られなかった映画『はやぶさ』をやっと見ました。
先日のJAXA行きがきっかけなんですが、当たり前とはいえ筑波宇宙センターには「はやぶさ」関連の展示が“まったくなくて”※、ちょっとがっかりだったもので、DVDでも…となったわけです。
※「はやぶさ」の運用はJAXA相模原キャンパスで行われた。2010年8月に筑波宇宙センターでもカプセルの公開が行われている。
皆さんご存じかもしれませんが、“はやぶさ三部作”なんて言われて、『はやぶさ』(20世紀フォックス)、『はやぶさ遙かなる帰還』(東映)、『おかえりはやぶさ』(松竹)と、はやぶさ関連の映画は3つも作られています。
様々な危機を脱して帰還したはやぶさは、『アポロ13』のように、映画界にとって魅力的なテーマだったのでしょうが、残念ながら興業としてはどれも今ひとつだったそうです。
私が観たのは、三部作のなかでは一番最初に作られた20世紀フォックス版の『はやぶさ』
監督は『20世紀少年』などを手掛けた堤幸彦氏で、JAXA全面協力ということもあり、3作品のなかでは監督自身「完コピ」と言う通り、一番リアリティにこだわった作品だそうです。
唯一主人公の竹内結子だけは架空の人物だそうですが、その他の出演者は実在の人物に徹底的に近づけたとか。
イオンエンジン担当、カメラ担当、サンプル採取機担当、カプセル担当、回収担当、それぞれにスポットが当たっていて、専門用語も字幕で解説されたりと勉強にもなります。
はやぶさが撮影した小惑星イトカワ
ストーリーは打ち上げ前から始まっているし、はやぶさの7年間に及ぶミッションを考えると140分に収めるというのはなかなか大変だったんでしょう、はやぶさに訪れたピンチはいくつもあったのですが、ちょっと縮められてしまった感じです。
見せ場は、やはりラストの帰還のシーンですね。
迷子になったり、ボロボロになりながらも頑張って帰還を果たし、惑星から持ち帰ったサンプルの入ったカプセルを放出すると、自らは大気圏突入で燃え尽きてしまうという感動の場面。
「僕はここにいるよ」と、はやぶさを男の子に見立てた擬人化にはやや違和感があったのですが、このラストシーンでそれも一気に吹き飛びました。
はやぶさが最後に撮影した地球の画像
国民が「はやぶさ」に感動したのは、確かに世界で初めて月以外の惑星のサンプルを持ち帰ったということもありますが、このボロボロになっても懸命に戻ってきた、その“健気な姿”に尽きるでしょう。
はやぶさの生みの親である川口淳一郎氏は『はやぶさ、そうまでして君は』という本まで出しています。
だから、私としては、7年間60億kmにわたる旅のいくつものピンチと、帰還の場面をしっかり描いてくれれば、それで充分という気がします。
そういう意味では、他の映画を見ていないうちに言うのもなんですが、リアリティーにこだわったこの『はやぶさ』で満足です。
ちなみに『はやぶさ遥かなる帰還』は、渡辺謙が監督主演をつとめ、人間ドラマにスポットを当てた映画に、『おかえりはやぶさ』は子どもにもわかりやすく作られた映画とのことです。
担当者の解説が入ったDVDデラックスBOX…買っちゃおうか思案中
皆さんご存じかもしれませんが、“はやぶさ三部作”なんて言われて、『はやぶさ』(20世紀フォックス)、『はやぶさ遙かなる帰還』(東映)、『おかえりはやぶさ』(松竹)と、はやぶさ関連の映画は3つも作られています。
様々な危機を脱して帰還したはやぶさは、『アポロ13』のように、映画界にとって魅力的なテーマだったのでしょうが、残念ながら興業としてはどれも今ひとつだったそうです。
私が観たのは、三部作のなかでは一番最初に作られた20世紀フォックス版の『はやぶさ』
監督は『20世紀少年』などを手掛けた堤幸彦氏で、JAXA全面協力ということもあり、3作品のなかでは監督自身「完コピ」と言う通り、一番リアリティにこだわった作品だそうです。
唯一主人公の竹内結子だけは架空の人物だそうですが、その他の出演者は実在の人物に徹底的に近づけたとか。
イオンエンジン担当、カメラ担当、サンプル採取機担当、カプセル担当、回収担当、それぞれにスポットが当たっていて、専門用語も字幕で解説されたりと勉強にもなります。
はやぶさが撮影した小惑星イトカワ
ストーリーは打ち上げ前から始まっているし、はやぶさの7年間に及ぶミッションを考えると140分に収めるというのはなかなか大変だったんでしょう、はやぶさに訪れたピンチはいくつもあったのですが、ちょっと縮められてしまった感じです。
見せ場は、やはりラストの帰還のシーンですね。
迷子になったり、ボロボロになりながらも頑張って帰還を果たし、惑星から持ち帰ったサンプルの入ったカプセルを放出すると、自らは大気圏突入で燃え尽きてしまうという感動の場面。
「僕はここにいるよ」と、はやぶさを男の子に見立てた擬人化にはやや違和感があったのですが、このラストシーンでそれも一気に吹き飛びました。
はやぶさが最後に撮影した地球の画像
国民が「はやぶさ」に感動したのは、確かに世界で初めて月以外の惑星のサンプルを持ち帰ったということもありますが、このボロボロになっても懸命に戻ってきた、その“健気な姿”に尽きるでしょう。
はやぶさの生みの親である川口淳一郎氏は『はやぶさ、そうまでして君は』という本まで出しています。
だから、私としては、7年間60億kmにわたる旅のいくつものピンチと、帰還の場面をしっかり描いてくれれば、それで充分という気がします。
そういう意味では、他の映画を見ていないうちに言うのもなんですが、リアリティーにこだわったこの『はやぶさ』で満足です。
ちなみに『はやぶさ遥かなる帰還』は、渡辺謙が監督主演をつとめ、人間ドラマにスポットを当てた映画に、『おかえりはやぶさ』は子どもにもわかりやすく作られた映画とのことです。
担当者の解説が入ったDVDデラックスBOX…買っちゃおうか思案中
Posted by ug at 21:29│Comments(0)│うちゅう
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