さくらがわーるどからこんにちは

「宙ガール」HPより

昨夕、ニュース番組を見ていたら、「宙(そら)ガール」の特集が組まれていました。

「宙ガール」とは、宇宙に興味がある女性を指す流行的造語で、学問的興味・ファッション的興味を問わず、実際に天体望遠鏡などで宇宙を観測・観察する行動的な女性のことを呼ぶそうです。『Wikipedia』より

一時「山ガール」がブームになりましたが、今度は「宙ガール」に注目が集まりだしているようです。
とはいえ、「山ガール」と「宙ガール」は必ずしも無縁ではなく、Hatena::Keywordでは、その発祥を「一大ブームとなった山ガールがキャンプや登山で星空を見上げ、天文に興味をもつ人が増加したことがきっかけ」と言っています。

しかし、実際に「宙ガール」が注目を集め出したのは、5月の金環日食がきっかけのようで、昨日の特集でも「いつから？」の問いに「金環日食を見て…」という子が何人かいました。

「はやぶさ」など、2012年は歴史的な天文年ということもあって、天体に興味を持つ女子が増えているようですが、多分にファッション的な要素が大きいように思います。



天体望遠鏡や双眼鏡を制作・販売するVixenという会社のものが、宙ガール向けHPとしては一番充実しているようですが、「おしゃれにかわいく宇宙を楽しむ！」がコンセプトになっているところを見ても、この辺はあきらかです。

「山ガール」ファッションがそうであったように、これまで男性向けの無骨なデザインのものが多かったものを、例えば双眼鏡や望遠鏡等を女性向けのかわいらしい色のものにしたり、女子の好みそうなデザインにしたりと、こうした業界の仕掛けによるところも大きいですね。

もちろん、実際の天体観測においても、宙ガール向けの情報は増えています。



あの「シノラー」ブームを巻き起こした篠原ともえが、宙ガール代表としてこの10月から「東京まちかど☆天文台」なるFM放送を始めたり、twitterやfacebookなどSNSを利用して仲間を集め、女子会のノリで天体観測会を開いたりといったイベントも続々企画されています。

天体観測というと男の子、それもなんとなくヲタク臭の漂うイメージがありましたが、宙ガールの出現で、それまでのイメージを一変してくれました。

私は星を見るのは好きですが、あくまで肉眼での世界ですし、そもそも天体観測には興味がないので、残念ながら宙ガールとの接点はあまりありませんが、「宙ボーイ」は、これで日の目を見るんじゃないでしょうかね。

山ガールよりもブームは早く去りそうな悪寒はしますが、マイブームの宇宙に興味を持ってくれる人が増えるのは嬉しいことです。

お笑いと刑事ものとクイズ番組しかない昨今、これで宇宙に関するテレビ番組なんかが増えてくれると更に嬉しいんですけどねぇ。

『宙ガールsoragirl』VixenのHPです
ファッション的なことに関してはこのあたりに