「桜川のサクラ」を代表する桜とは…
国指定天然記念物「桜川匂」

もはや頭の中は「桜、サクラ、さくら」状態の私、こうなったら、しばらくは桜シリーズを続けてしまおうと思っております。

本日ご紹介するのは、まさに「桜川のサクラ」を代表するだろう山桜なのですが、花の特徴でもなければ、芽の色でもなく、それどころか画像でも説明できないような桜なのです。
それは何かと言えば「匂いのある桜」です。

「そんなの知ってるよぉ!!」と言われるかもしれませんが、それはたぶん「桜の葉の香り」のことを言っているのではないでしょうか?

「桜餅」に使われる大島桜の葉の匂いを、イコール桜の香りと思ってらっしゃる方がほとんどだと思います。

確かに大島桜も花に匂いはありますが、葉にしても塩漬けにして始めてあれだけの匂いが出てくるわけで、実際の大島桜の葉の匂いを嗅いでみてもほとんど匂いはありません。

本来山桜の「花」には匂いがないと言われています。

しかし、桜川には匂いのある山桜が数多く存在し、かの“桜博士”三好学氏も「顕著である」と評しているのです。

「桜川のサクラ」を代表する桜とは…
『櫻花図譜』に載る「桜川匂」

匂い桜には、例えば「上匂」「駿河台匂」「荒川匂」他、園芸品種にもいくつか見受けられます。

しかし、大島桜系の品種は別として、山桜で匂いのある桜は、ほぼ桜川に源流を持つと言って過言ではないと思います。

この辺りはまた別の機会に解説させていただくとして、「桜川のサクラ」の中では、「桜川匂」と「樺匂」の二種を三好学博士が命名、日本初の桜図鑑である『櫻花図譜』にも掲載されています。

「桜川のサクラ」を代表する桜とは…
『櫻花図譜』に載る「樺匂」と実際の画像

さて、そんな匂い桜の香りはどんなものかといえば…

ボキャブラリーのない私が、香りを文字で表現するのは難しいですねぇ^^;

百聞は一嗅ぎに如かず…是非桜川を訪れて、自分の鼻で確かめてみてください。

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この記事へのコメント
そうなのですか?
一般にはその大島桜の葉っぱと塩漬けにした花びらのお茶ですよね。
桜川のサクラ絶対見たいし匂いも嗅いでみたいです。桜楽しみです。

桜サクラさくらで頭がさくらんしてしまっているプロジェクトの皆さまファイトで頑張ってくださいね。
Posted by AMI at 2013年03月17日 17:46
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