今年の正月に読み始めた塩野七生著『ローマ人の物語』ですが、その後も地味に読み続けています。

春先までは、何度か読後の感想も書いていた(文末参照)のですが、もはや文庫本はこのシリーズしか読んでいないことと、やはりカエサルの死以降は、物語も今ひとつ盛りあがらず、書く気力もなくなっていたのでした。
で、現在どこまで読んだかというと、トップ画像の通り26巻を読み終えようとしているところです。


26巻積んでみました^^;

随分読んだと思いますが、何度も書いているように、文庫本だと全43巻なので、まだまだ先は長いのです。

26巻に描かれているのは、五賢帝時代と呼ばれる5人の皇帝の3人目と4人目にあたる、ハドリアヌスとアントニヌス・ピウスの時代です。

紀元117年から161年までですが、この頃のローマは建国史上最も繁栄した時代で、当時のローマの覇権は地中海沿岸全域に加え、ブリタニア、ダキア、メソポタミアなど、アジアやアフリカにまで及ぶ広大な領域でした。

まさにローマが世界の中心と言って良い時代の話です。

ここまでを振り返ってみますと、第1巻に書かれているローマの建国が紀元前753年ですから、26巻で900年超のローマの歴史を見てきたことになります。

王政→共和政→帝政と、政治の形態は変わりながらも、基本的な統治システムの優秀さと、何より強大な軍事力によって、紆余曲折はありつつも、ほぼ繁栄の一途を辿ってきたわけです。

この間は、もう他の本を読もうとか思うよりも、「早く読み終えたい」という気持ちの方が強いので、雑誌を除いての読書はこの『ローマ人の物語』だけでした。

しかし、この後の27巻と28巻が「すべての道はローマに通ず」の上下巻となり、29巻からは「終わりの始まり」となって、繁栄から滅亡に向かっての物語に変わっていくことになります。


フォロ・ロマーノの遺跡 奥にコロッセウムが見える

で、この「すべての道はローマに通ず」を読んだら、小休止しようかな?と思っているのです。

ローマの滅びる姿を見たくないという思いもありますが、なんとなく更にワクワク感がなくなっていくのが目に見えているからです。

あ、勘違いされるといけないので補足しますが、決してつまらなくなったというわけではないんです。

ただ、カエサルの頃などは車の信号待ちの僅かな時間でも読みたくなるようなワクワク感だったので、それと比べてしまうと現在のお話しが物足りなく感じてしまうというわけです。

それに、こうも長期にわたって読んでいると、過去の物語がどんどん記憶から消え去ってしまうんですよ。

あれ?3代目の皇帝は誰だったっけ?とか、ネロってどんなことしたんだっけ?とか、もう一度復習しないとわからなくなってくるわけです。

そんな折、そういうこともあろうかと…てな感じで、『「ローマ人の物語」スペシャル・ガイドブック 』なる文庫本が出ていることを知りました。

全巻の読み所を美しい写真とともに紹介してくれているという、なんともワンダフルな文庫本なんです。

早速amazonで発注したのですが、28巻を読み終えたら、これを読んでおさらいをして一段落としようかな?と。

手元には31巻まで揃っているんですが、機が熟して読みたくなった時に再開ということにしようと思います。

よし、とりあえずあと2巻だ!!

『完読できるのか…「ローマ人の物語」』(1月7日)
『ローマ人の物語「ローマは一日にしてならず』(1月20日)
『世紀の名勝対決!!…ハンニバルVSスキピオ』(2月26日)
『ローマ人の物語「勝者の混迷」』(3月12日)

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