進化し続ける「ニッポンの中華まん」

年末の忙しさでお昼も食べられなかった昨日、15時過ぎにコンビニに寄ってみれば、残っていたのはカロリーだけは充分の魅力のない弁当ばかり。

こんな時間にガッツリ食べたら晩酌がマズくなるし、サンドイッチかおにぎりでも…と思ったのですが、こちらも好みのものは売り切れ。
こうなったら今日はコーヒーだけでいいやとレジに向かったら、そこに「どうぞ私を…」と言わんばかりに、中華まんの保温ケースが鎮座していたのでした。

「ああ、君がいたよね」と、幼少の頃からの大好物にホッとした気持ちになり、「肉まん」を買うことに決めたのですが、ケースに並ぶラベルを見て困惑してしまったのです。

…いつの間にこんなに!?

中華まんがこんなに種類が増えていることを知らなかったのです。

私が幼少の頃は、「肉まん」と「あんまん」しかなかったわけで、その後「ピザまん」や「カレーまん」が発売されたくらいは知っていました。

ところが、今や「肉まん」系だけでも、数種類の商品があるではないですか。

後ろに並んでいるお客もいたので、迷っている暇もなく、「肉まん1つください」と店員さんに告げると、「ジューシー肉まんですね?」と返され、「はい」と返事をしたのですが、確かに子どもの頃から馴染みの肉まんでした。

本当はもっと美味しい肉まんがあったのではないかと、やや損をした気分になり、帰ってから調べてみれば、あるわあるわオドロキの品揃えです。

確実に中華まんは、本場中国を越えた「ニッポンの中華まん」として進化していました。

今度はレジで迷うことのないよう、そんな「ニッポンの中華まん」大手コンビニ5社のラインナップを掲載してみたいと思います。


進化し続ける「ニッポンの中華まん」
サークルKサンクス

なぜトップにややマイナーなサークルKサンクスを持ってきたかというと、「中華まん」に対する並々ならぬ意欲を感じるからです。

ラインナップは12種類ですが、独創的な商品も多く、チャレンジ精神が旺盛なコンビニです。

進化し続ける「ニッポンの中華まん」

進化し続ける「ニッポンの中華まん」3連ロールまん ¥150

立体的な見た目が斬新な商品。
パリッとした食感の3本のソーセージを1本づつ生地で巻いて重ね合わせたもの。
チリソースとトマトのソースの2種類のソースを使用してあり、一度に2つの味が楽しめるのもポイント。

進化し続ける「ニッポンの中華まん」2色の中華まん ¥150

豆板醤を効かせた麻婆春雨を包んだオレンジ色の中華まんと、回鍋肉を包んだ白い中華まん、2種類を一つにした中華まん。
3連ロールまん同様、一度に2つの味を楽しめる。
「2つ食べるのはカロリー的に…」というダイエッターにはうれしい。

進化し続ける「ニッポンの中華まん」CoCo壱番屋監修 チーズカレーまん ¥116

CoCo壱番屋監修商品。
スパイシーで濃厚なカレーに、チーズをトッピングしたカレーまん。



進化し続ける「ニッポンの中華まん」3種のチーズ肉まん ¥128

ピザまんでは定番のチーズを、なんと肉まんにも!?
モッツァレラ・ゴーダ・プロセスの3種類のチーズが具材と混ぜて作られている。


進化し続ける「ニッポンの中華まん」薬日本堂監修 トマト仕立てのとろ~り牛すじまん ¥128

漢方薬メーカーの薬日本堂監修による牛すじまん。
柔らかく煮込んだ牛すじに、玉ねぎ・トマトなどの野菜を合わせ、アクセントにバジルが入る。


進化し続ける「ニッポンの中華まん」マヨチャーシューまん ¥128

マヨネーズであえたチャーシューの入った中華まん。
具材に豚肉と鶏肉の2種類を使用しており、ゴロゴロとした具材が特徴。


進化し続ける「ニッポンの中華まん」


進化し続ける「ニッポンの中華まん」


進化し続ける「ニッポンの中華まん」
セブン-イレブン



茨城でのシェアはダントツトップのセブンイレブンも、11種類(関西地区限定含む)の中華まんを発売。
ご存知の通り、セブンイレブンの中華まんは、すべて新宿中村屋が作っています。
にもかかわらず、新宿中村屋では売っていないという中華まんでもあります。

進化し続ける「ニッポンの中華まん」

進化し続ける「ニッポンの中華まん」餃子まん(にんにく不使用) ¥130

豚肉とキャベツ、にら、長ねぎといった餃子の具を使った中華まん。
中華まんの生地でひとつひとつ餃子型に手包みし、焼き目まで付いている。



進化し続ける「ニッポンの中華まん」塩キャラメルまん(アーモンド入り) ¥90

肉まん系の進化が多い中にあって、珍しくデザート感覚のあんまん系変異種。
ロレーヌ産の岩塩と発酵バターを使用した、濃厚でなめらかな食感の塩キャラメルクリームに、皮付きのローストアーモンドの粒を加え中華まんの生地で包んだ。¥90という価格も魅力。

進化し続ける「ニッポンの中華まん」牛肉まん(すき焼き風) ¥200

牛肉を、長ねぎ、しいたけと一緒にすき焼き風に甘辛く味付けした牛肉まんというより「すき焼きまん」
吉野家の「牛重」ほどではないものの、¥200はコンビニの中華まんの中では最高価格。
どうせなら国産黒毛和牛を使って¥500くらいで売ってもらいたい。

進化し続ける「ニッポンの中華まん」上富良野ポークの豚まん ¥150

中具に豚モモ肉、たけのこ、キャベツ、玉ねぎを入れ、具材感たっぷりの豚まん。
隠し味に北海道産の合わせ味噌を使っている。
↓の「手包み特製豚まん」の方が大きめにカットした肉を使っているのでやや高級。


進化し続ける「ニッポンの中華まん」

進化し続ける「ニッポンの中華まん」


進化し続ける「ニッポンの中華まん」

ファミリーマート

ファミリーマートは、昨年から「まん」に掛けた「キン肉マン」シリーズを展開。
第2弾となる今年は「ラーメンまん(担々風)」と「ウォーズまん(ブラックカレー)」の2種類が発売されています。

進化し続ける「ニッポンの中華まん」

進化し続ける「ニッポンの中華まん」ラーメンまん(坦々風) ¥180

味よりもビジュアルが先行した感のある中華まん。
人気キャラクターラーメンマンをイメージし、具材に担担麺を使用。
こども向けのせいか、味は辛さ控えめ。


進化し続ける「ニッポンの中華まん」ウォーズまん(ブラックカレー) ¥180

ラーメンまん同様、価格の高さはデザインにあると思われる。
具材のカレーも真っ黒。




進化し続ける「ニッポンの中華まん」なみえ焼きそばまん ¥130

B-1グランプリでゴールドグランプリに輝いた、福島県双葉郡浪江町の「浪江焼麺太国」公認商品。
太麺の焼きそばを中華まんの生地で包んだ。
定番の「焼きそばロール」からヒントを得た?


進化し続ける「ニッポンの中華まん」カレーまん ¥100

いろいろとトッピングの多くなった中華まんの中にあって、シンプルなカレーまん。
35種類のスパイスを使用したカレーは、具材の肉が増量された。
1コイン¥100で買えるのもうれしい。


進化し続ける「ニッポンの中華まん」

進化し続ける「ニッポンの中華まん」


進化し続ける「ニッポンの中華まん」
ローソン


ローソンでは「本格的な美味しさを…」を掲げ、定番系を中心に7種類が発売されています。
大手コンビニチェーンの中では、やや寂しいラインナップ。
「ニッポンの中華まん」発展のためにも、もう少し冒険して欲しい気もします。

進化し続ける「ニッポンの中華まん」

進化し続ける「ニッポンの中華まん」炭火焼きチャーシューまん ¥138

専用のチャーシュー釜で、厳選した豚肉を炭火で焼き上げた本格チャーシューを使用。
200kcalオーバーが基本の肉まん系にあって、195kcalというローカロリーも魅力。


進化し続ける「ニッポンの中華まん」ごまあんまん ¥110

あんこやの「北海道十勝産小豆きたろまん」に、厳選したすりごまとねりごまをたっぷり使用。
濃厚なごまの味わいと食感が楽しめる。
生地の色からも“ゴマ感”が伝わってきて、ゴマ好きにはたまらないあんまん。

進化し続ける「ニッポンの中華まん」

進化し続ける「ニッポンの中華まん」


進化し続ける「ニッポンの中華まん」
ミニストップ


イートインでおなじみミニストップは、意外や少なめ8種類のラインナップ。
それでも、「ビーフシチューまん」など、チャレンジ精神のある中華まんも発売していたりします。

進化し続ける「ニッポンの中華まん」

進化し続ける「ニッポンの中華まん」手包み豚角煮まん ¥160

今シーズンのミニストップ一押し商品がこれ。
大きな豚の角煮は機械では包めず、一つ一つ工場で丁寧に手包みしたこだわりの商品。
あんにもこだわり、角煮の旨みが凝縮された煮汁に、「挽き肉・炒め玉ねぎ・椎茸」を入れてさらに煮込んで深みを出した。

進化し続ける「ニッポンの中華まん」ビーフシチューまん ¥140

牛肉と玉ねぎを炒め、デミグラスソースを加えて煮込んだ具材に、隠し味としてワインとカカオを使用。
せっかくの「ビーフシチュー」なので、ゴロゴロしたビーフを使って欲しかったが、そこが中華まんの限界?

進化し続ける「ニッポンの中華まん」栗あんまん ¥120

栗の入った栗あんを甘さひかえめなこしあんで包んだ中華まん…というよりも、ほぼ「饅頭」
生地の色も「かりんと饅頭」のようだし、あんまん系変異種の中でも特異な感じ。

進化し続ける「ニッポンの中華まん」

進化し続ける「ニッポンの中華まん」

ちなみに、ミニストップのゆるキャラミミップくんが、『味わい旅情篇』↓として「中華まん」を紹介しています。



とまぁ、さらっとコンビニの中華まんを紹介するはずが、思いの外商品が多くて、凄いボリュームになってしまいました^^;

「ニッポンの中華まん」と題してお届けしてきましたが、中華まんのルーツは中国の「包子(パオズ)」だと言われています。

しかし、日本人の好みには合わなかったようで、大正時代に神戸南京町の「老祥記」や、「新宿中村屋」が日本人に合うように改良し、現在のような中華まんが生まれたのだとか。

コンビニの発展と共に、中華まんも更なる進化をとげ、現在は上記の通りの賑やかさです。

中には「わざわざ中華まんにしなくても…」というような商品もありますが、これはこれでいかにも日本的で良いんじゃないでしょうか。

今後の「ニッポンの中華まん」の進化も楽しみです。

せっかく学習したので、今年の冬は私もいろんな中華まんを食べ比べてみようと思っています。

進化し続ける「ニッポンの中華まん」

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Posted by ug at 00:30│Comments(0)ざっき
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