(画像:スポニチ)

日本代表、残念ながら「奇跡」は起こせませんでしたね。

しかし、前半は45分が10分に感じるほど、素晴らしいサッカーを見せてくれて、結果的には惨敗でしたけど、早起きして良かったと思える試合でした。
日本の課題は…なんてことは散々テレビでご覧になっているでしょうから、野暮なことは書きません。

さて、話は試合とは全然違うんですが、第1戦のコートジボアール戦で、日本代表は負けたのに、サポーターたちがスタンドのゴミを拾って帰る姿が話題となり、これに対しての賛否両論が波紋を広げたのは記憶に新しいでしょう。

総じて海外メディアが日本人のマナーの素晴らしさを褒め称える中、海外で暮らす日本人の中に「海外ではゴミを拾うことが、それを生業にしている人の仕事を奪うことになる」として、これを「迷惑行為」だと指摘する人がいたからです。 (Wireless Wire News)

これに対し、「自分たちのゴミを拾うことの何が悪い!!」などと反論する人たちの投稿が相次ぎ、「炎上」騒ぎにまでなりました。

この辺についても、あちこちのニュースサイトが取り上げていたので言及しませんが、この「ゴミ拾い」に対する海外メディア、とりわけ激しい「反日感情」を持つ中国の反応がとても気になったので紹介してみます。

日本サポーターの敗戦後の行動に称賛の嵐!=「こんなことしたことないよ」「泣きたくなる!」―中国ネット (Record China)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=89712

という記事では、

「日本人は嫌いだが、これは称賛しないわけにはいかない」
「中国人には日本人をけなせる要素がない」
「試合に負けても品位では負けない。すごい」

というような言葉が並び、

<ブラジルW杯>日本人の素晴らしい行動、憎むべき敵であっても長所は学ぼう!―中国 (Record China)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=89831

の記事では、日本を賞賛するだけでなく、

「最も憎むべき敵であっても良いところは学ばなければならない。他者の良いところを学んで初めて中国は強くなれる。ゴミ拾いをすることは決して難しいことではない。難しいのは1回で終わるのではなく、いつでも同じように行動することだ。今から我々もそうした心を持つようにしよう。それこそが日本人サポーターが私たちに伝えてくれたことだ」

と結ばれており、

W杯、韓国人もゴミを拾っていた=「日本ならそんなにゴミは出ない」「日本嫌いは口先だけ」―中国ネット (Record China)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=89981

という記事は、

「ゴミ拾いで素養の高さを見せつけた日本人を、韓国を含めたアジア、そして世界が手本にしている。韓国に行った友人は、“中国と大差ない”と話すが、日本に行った者は中国との差に驚く。中国は韓国を超えることはたやすいが、日本を超えることは非常に困難だ」

と結ばれています。

“あの”中国人に、ここまで賛辞を送られると、なんともこそばゆくなってきますが、次の記事を読むと、“現代の”中国人と日本人の感覚の違いをまざまざと感じさせられます。

在日中国人が見た本当の日本=「いいところだとは思うけど…」「もはや病気レベル」―中国メディア (Yahoo!ニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140623-00000005-rcdc-cn

「日本人の素養はどれだけ高いのか。彼らは本当に他人に迷惑をかけることを嫌うのか」というテーマで、在日中国人と日本を訪れたことのある中国人ネットユーザーのコメントを紹介したものですが、日本人の素養の高さを賞賛しつつも、最後に紹介されているのが↓

日本はいいところだと思うけど、慣れてからはあまり好きではなくなった。毎日、「すみません」「ごめんなさい」「ありがとうございます」って、仰々しくてなんだか嘘くさく感じる。

「嘘くさい」と感じるのは、彼らにそうした習慣がないから…と言ってしまえばそれまでですが、実はそんな一言では片付けられないお国の事情があるからなんですね。

そもそも中国人の古来の精神には、孔子や孟子など儒教の思想があり、日本の文化や習慣に多大な影響を与えていることは、みなさんもご存じでしょう。

にもかかわらず、私の周りでも「中国人は根性が悪い」、「騙されたら、騙された方が悪いという民族だよ」というような見方が定着しています。

なぜなのか…

それを知りたい方は是非『ワイルド・スワン』を一読されることをオススメします。

全世界で1000万部を超える大ベストセラーとなった、ユン・チァンという中国人が1991年に書いた自伝です。

そこには、抗日戦争、国民党と共産党との内戦、そして文化大革命と毛沢東の独裁化という、20世紀の激動の中国を生きた一家の物語が描かれています。

礼儀ややさしさ、自律、慈悲、親切、自由、残虐な行為や暴力に対する嫌悪、人命の尊重など、かの国の人たちも持っていたはずの「公徳心」が、どのようにして破壊されてしまったか…

心をずたずたにするような政治迫害が、つい3、40年前まで続いていた歴史を知れば、「嘘くさい」と感じる中国人を理解する一助になるのではないかと思います。

しかしながら、われわれはなんと言われようとも、「他人に迷惑をかけない」という意識を、「当たり前に」持てる国民であることをこれからも、もっと誇りにすべきだと思います。

毎日のように起こる電車の人身事故だの、セクハラやじの都議会だの、脱法ハーブでの暴走だのといった、このところのニュースを見ていると、世界に賞賛される日本人の公徳心にもイエローカード…じゃなかった、黄信号が点っている気がしてなりません。


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