2014年11月13日
自分だけのオリジナル手帳を…革製手帳カバーをオーダーする

『革製カバーで「ジブン手帳」をグレードアップ!』で取り上げたオーダーメイドの革製手帳カバーですが、変形サイズである「ジブン手帳」では、他の手帳に乗り換えた際の使い回しが効かず、躊躇しているうちにタイミングを逸してしまいました。
結果的には見送って正解で、2015年は「ジブン手帳」を卒業することにしました。
しかし、オーダーメイドの手帳カバーには後ろ髪引かれる思いがあり、「来年こそは…」という気持ちをずっと胸に秘めておりました
そこで、今年は先にこの革製の手帳カバーをオーダーしてしまおうと思い立ち、混み合う年末になる前にと、9月の下旬にオーダーしてみました。
本日は、既に商品到着なったこの革製手帳カバーのオーダーの様子をご紹介します。

当たり前ですが、手帳カバーをオーダーしようと思ったら、まずはオーダーが可能なメーカー(工房)を探さなければなりません。
近くに手帳カバーを扱っている工房があれば良いのですが、地方ではなかなかそうもいきません。
しかし、ネット通販でオリジナルの手帳カバーをつくってくれる工房は現在かなりの数に上り、革製だけでも選ぶのに困ってしまうほどです。
私が今回挑戦したのも、ネットでのオーダーでした。
以下に、いくつかネットでオーダーのできる工房を紹介してみます。
Branc Couture(ブラン・クチュール)
『ジブン手帳をグレードアップ!!』で紹介した「Branc Couture(ブラン・クチュール)」は、しっかりしたつくりの割にリーズナブルな価格が魅力です。
ただし、定型のものにオプションパーツを組み合わせるセミオーダータイプなので、微妙なサイズ合わせなど、細かいところまでは注文できません。

i-story
30種類ものカラーが揃う「i-story(アイストーリー)」も人気の工房です。
こちらも、基本となる4つのタイプから選ぶセミオーダータイプとなっています。

Nauts
フルオーダーが可能なお店では「Nauts」が細かい注文にも応じてくれています。
ただ、料金の掲示がなかったり、初心者にはオーダーフォームへの入力がやや難しそうです。

HZK Leather
フルオーダーで比較的リーズナブルなお店が「HZK Leather」です。
オーダーのための解説もオプション料金とともに詳しく掲載されており、表紙のラインなど、他にはあまり見られない細工も魅力です。

他にもさまざまな工房のサイトを覗いてみましたが、明朗な料金と注文しやすさから、私が今回制作をお願いしたのがこの「HZK Leather」です。

工房選びの段階でも気にしていたのは、革の種類と色でした。

ヌメ革の他にも、バッフアローやカーフスキンなど、工房毎に得意とする革があるようで、また先の「i-story」のように、30種類ものカラーを揃えるところもあります。
残念ながらネットで注文するときには、質感や発色の具合などを正確に知ることはできませんが、「Branc Couture」のように、全7色のヌメ革のカラー見本を購入して(¥300)確認できるところもあります。
「HZK Leather」には、制作例が数多く掲載されており、それぞれの解説と購入者のレビューが掲載されているので、私はそれらを参考にしながら決めました。
今回オーダーするにあたって、私はビジネスシーンでの使用に耐えられるよう、落ち着いたデザインのものにしようと考えていました。
しかし、せっかくのオーダーなのだから、既成のものとはひと味違ったものにしたいとも考えていました。
そこで、革はヌメ革、色は、表に落ち着いたカラーのビターチョコレートをチョイス、手帳を差し込む内側に別色のオレンジを使うことにしました。
革の色だけでなく、オーダーメイドでは、縫い糸(ステッチ)の指定もできます。
意外にこのステッチも目立つので、表の革の色に合わせようか悩んだ挙げ句、思い切ってこちらもオレンジにすることにしました。(写真は赤)

さて、ここからがオーダーの本当の楽しみ、ポケット類やしおりなどのレイアウトです。
まずは表紙となる部分ですが、「HZK Leather」お得意のラインを入れようといろいろ場所や形を考えました。
しかし、考えるうちに、なんとなくこれを入れると「大人の手帳」といった雰囲気がなくなりそうな気がしてきて、悩んだ挙げ句やめることにしました。
その代わり、こちらは迷うことなくオーダーを決めた、外側のポケット(+¥1,700)付けることにしました。
「ジブン手帳」の表紙にも付いているこのポケットは、ゴムバンド付きの下敷きを入れる時にも役立ち、デザイン的なアクセントにもなると考えてのものでした。
これも別色を選べますが、敢えて同色のビターチョコレートにしました。
他には、カバーの角を丸くする「角丸加工」(+500)もオーダーしました。
続いては、機能を考えた内側のレイアウトですが、ここがオーダーの際に一番気を遣うところでしょう。。

ご覧のように、「カードスリット」、「メモポケット」、「ペンホルダー」、「しおり」がベーシックなカスタマイズポイント。
まずはカードスリットや、メモホルダーなどのポケット類の配置を考えます。
私は左側にカードスリットを5つ(+1,200 左写真)、右側にメモホルダー(¥1,200 )を配するオーソドックスなレイアウトにしました。
カードスリットは自由に数が選べ、メモホルダーは幅の指定もできます。
メモホルダーは同色でも良かったのですが、ツートンを強調するためにビターチョコレートにしてみました。
ペンホルダーも同様にビターチョコレートにしています。
このペンホルダーですが、オーソドックスな内向きタイプの他に、外向き(+800)や円周可動タイプ(+900)、幅広タイプ、最近流行のバタフライタイプなど自由にオーダーできます。
もちろん、円周の大きさもオーダーが可能(無料)です。
バタフライタイプを注文する際は、手帳の厚みがありすぎると、ストッパーとしての役目を果たさなくなるので注意が必要です。

太いペンなら厚さ15mm程度、細いペンなら20mm程度までが限度のようです。
さて、以上でカバーのデザインが決まりました。

最後にしっかり確認したいのは、各部の位置とサイズです。

「HZK Leather」では、注文後ご覧のようなサイズのオーダーフォームが届きます。
縦のサイズは手帳の縦幅+1mm~5mm(2mm程度でOK)、横は手帳の横幅の2倍に厚み(背幅)を足したサイズ+2mm~10mm(通常は2mmから5mm程度でOK)が目安です。
注意したいのはペンホルダーの位置ですが、真ん中なんかに付けてしまうと、ペンを差したときに手帳の下から飛び出してしまいます。
また、しおりの位置ですが、平型の革製のしおりだと、真ん中に配置するとねじれてしまうので、スッキリ収まるよう左右に少しオフセットした方が良いようです。
さて、以上ですべてのオーダーが終わりました。
HZK Leatherでは、このA5サイズのカバーの本体価格は¥7,900となっていますが、これに上で紹介したオプションを加えた私のカバーの総額は¥12,500でした。

あとは、商品が届くのを楽しみに待つのみ…ですが、この時期は手帳カバーのオーダーが非常に混み合います。
私が注文した9月半ばでも、20営業日ほど待つとの連絡でしたが、実際に商品が届いたのは1ヶ月を優に越えた、11月の初旬でした。

ビターチョコレートの発色は思っていた通りで、外付けポケットもぱっちりです。

インナーのオレンジは思ったよりもビビッドでしたが、ヌメ革は経年と共にアメ色に変色してくるので、使い込んでいくうちに落ち着いてくることでしょう。
今回はインナーの2色使いくらいで、あまり冒険はしませんでしたが、最低でも1年は使う予定のカバーなので、これくらいシンプルな方が飽きがこないかな?と思っています。
というわけで、まずは満足のいくカバーを作ることができました。
「HZK Leather」のサイトを見ると、現在注文しても納品までに営業日計算で1ヶ月以上は掛かるようですので、年内の入手は難しいかもしれません。
オーダーをお考えの方は、急いだ方が良さそうです。
というわけで、私の体験を紹介しながら、オリジナル手帳カバーのオーダーの仕方について解説してみました。
この手帳に合わせるリフィルについては、また後ほど紹介させていただきます。

そこで、今年は先にこの革製の手帳カバーをオーダーしてしまおうと思い立ち、混み合う年末になる前にと、9月の下旬にオーダーしてみました。
本日は、既に商品到着なったこの革製手帳カバーのオーダーの様子をご紹介します。

当たり前ですが、手帳カバーをオーダーしようと思ったら、まずはオーダーが可能なメーカー(工房)を探さなければなりません。
近くに手帳カバーを扱っている工房があれば良いのですが、地方ではなかなかそうもいきません。
しかし、ネット通販でオリジナルの手帳カバーをつくってくれる工房は現在かなりの数に上り、革製だけでも選ぶのに困ってしまうほどです。
私が今回挑戦したのも、ネットでのオーダーでした。
以下に、いくつかネットでオーダーのできる工房を紹介してみます。
Branc Couture(ブラン・クチュール)
『ジブン手帳をグレードアップ!!』で紹介した「Branc Couture(ブラン・クチュール)」は、しっかりしたつくりの割にリーズナブルな価格が魅力です。
ただし、定型のものにオプションパーツを組み合わせるセミオーダータイプなので、微妙なサイズ合わせなど、細かいところまでは注文できません。

i-story
30種類ものカラーが揃う「i-story(アイストーリー)」も人気の工房です。
こちらも、基本となる4つのタイプから選ぶセミオーダータイプとなっています。

Nauts
フルオーダーが可能なお店では「Nauts」が細かい注文にも応じてくれています。
ただ、料金の掲示がなかったり、初心者にはオーダーフォームへの入力がやや難しそうです。

HZK Leather
フルオーダーで比較的リーズナブルなお店が「HZK Leather」です。
オーダーのための解説もオプション料金とともに詳しく掲載されており、表紙のラインなど、他にはあまり見られない細工も魅力です。

他にもさまざまな工房のサイトを覗いてみましたが、明朗な料金と注文しやすさから、私が今回制作をお願いしたのがこの「HZK Leather」です。

工房選びの段階でも気にしていたのは、革の種類と色でした。

ヌメ革の他にも、バッフアローやカーフスキンなど、工房毎に得意とする革があるようで、また先の「i-story」のように、30種類ものカラーを揃えるところもあります。
残念ながらネットで注文するときには、質感や発色の具合などを正確に知ることはできませんが、「Branc Couture」のように、全7色のヌメ革のカラー見本を購入して(¥300)確認できるところもあります。
「HZK Leather」には、制作例が数多く掲載されており、それぞれの解説と購入者のレビューが掲載されているので、私はそれらを参考にしながら決めました。
今回オーダーするにあたって、私はビジネスシーンでの使用に耐えられるよう、落ち着いたデザインのものにしようと考えていました。
しかし、せっかくのオーダーなのだから、既成のものとはひと味違ったものにしたいとも考えていました。
そこで、革はヌメ革、色は、表に落ち着いたカラーのビターチョコレートをチョイス、手帳を差し込む内側に別色のオレンジを使うことにしました。

意外にこのステッチも目立つので、表の革の色に合わせようか悩んだ挙げ句、思い切ってこちらもオレンジにすることにしました。(写真は赤)

さて、ここからがオーダーの本当の楽しみ、ポケット類やしおりなどのレイアウトです。

しかし、考えるうちに、なんとなくこれを入れると「大人の手帳」といった雰囲気がなくなりそうな気がしてきて、悩んだ挙げ句やめることにしました。

「ジブン手帳」の表紙にも付いているこのポケットは、ゴムバンド付きの下敷きを入れる時にも役立ち、デザイン的なアクセントにもなると考えてのものでした。
これも別色を選べますが、敢えて同色のビターチョコレートにしました。
他には、カバーの角を丸くする「角丸加工」(+500)もオーダーしました。
続いては、機能を考えた内側のレイアウトですが、ここがオーダーの際に一番気を遣うところでしょう。。

ご覧のように、「カードスリット」、「メモポケット」、「ペンホルダー」、「しおり」がベーシックなカスタマイズポイント。
まずはカードスリットや、メモホルダーなどのポケット類の配置を考えます。

カードスリットは自由に数が選べ、メモホルダーは幅の指定もできます。

ペンホルダーも同様にビターチョコレートにしています。
このペンホルダーですが、オーソドックスな内向きタイプの他に、外向き(+800)や円周可動タイプ(+900)、幅広タイプ、最近流行のバタフライタイプなど自由にオーダーできます。
もちろん、円周の大きさもオーダーが可能(無料)です。
バタフライタイプを注文する際は、手帳の厚みがありすぎると、ストッパーとしての役目を果たさなくなるので注意が必要です。

太いペンなら厚さ15mm程度、細いペンなら20mm程度までが限度のようです。
さて、以上でカバーのデザインが決まりました。

最後にしっかり確認したいのは、各部の位置とサイズです。

「HZK Leather」では、注文後ご覧のようなサイズのオーダーフォームが届きます。
縦のサイズは手帳の縦幅+1mm~5mm(2mm程度でOK)、横は手帳の横幅の2倍に厚み(背幅)を足したサイズ+2mm~10mm(通常は2mmから5mm程度でOK)が目安です。
注意したいのはペンホルダーの位置ですが、真ん中なんかに付けてしまうと、ペンを差したときに手帳の下から飛び出してしまいます。

さて、以上ですべてのオーダーが終わりました。
HZK Leatherでは、このA5サイズのカバーの本体価格は¥7,900となっていますが、これに上で紹介したオプションを加えた私のカバーの総額は¥12,500でした。

あとは、商品が届くのを楽しみに待つのみ…ですが、この時期は手帳カバーのオーダーが非常に混み合います。
私が注文した9月半ばでも、20営業日ほど待つとの連絡でしたが、実際に商品が届いたのは1ヶ月を優に越えた、11月の初旬でした。

ビターチョコレートの発色は思っていた通りで、外付けポケットもぱっちりです。

インナーのオレンジは思ったよりもビビッドでしたが、ヌメ革は経年と共にアメ色に変色してくるので、使い込んでいくうちに落ち着いてくることでしょう。
今回はインナーの2色使いくらいで、あまり冒険はしませんでしたが、最低でも1年は使う予定のカバーなので、これくらいシンプルな方が飽きがこないかな?と思っています。
というわけで、まずは満足のいくカバーを作ることができました。
「HZK Leather」のサイトを見ると、現在注文しても納品までに営業日計算で1ヶ月以上は掛かるようですので、年内の入手は難しいかもしれません。
オーダーをお考えの方は、急いだ方が良さそうです。
というわけで、私の体験を紹介しながら、オリジナル手帳カバーのオーダーの仕方について解説してみました。
この手帳に合わせるリフィルについては、また後ほど紹介させていただきます。

Posted by ug at 02:19│Comments(0)│てちょう・ぶんぐ
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