2009年03月31日
エドヒガンが開花中
とっくに開花しちゃってるんですが、神社のエドヒガン※が5分咲きと
いったところです。
写真を見てもらうとわかるように、神社には通常のエドヒガン(右)と枝
垂れの「糸桜」(左)があるんですが、枝垂れの「糸桜」は謡曲「桜川」
に謳われていることもあってか例年一番の人気で、これを見にバス
がやって来るほど。
しかし、実はこの糸桜、今年大変な大手術をしたのです。
素晴らしい花を見せてくれていた糸桜ではありますが、よく見ると幹
が絡み合い、お互いを傷つけてしまっており、このまま放っておくと
病気になってしまうかも知れない状態だったのです。
こんなに大きな傷口が…
今回、将来のために思い切って手術に踏み切ったわけですが、これ
についてはまた後で報告します。
それでもこんなに綺麗な花を付けてくれています
さて、右の木を見てもらうとわかるように、エドヒガンは独特な枝振りで
自然種の中でも芽より先に花がつくことや、およそ桜らしからぬ縦
割れの樹皮で、結構簡単に見分けがつきます。
もう少しで見頃を迎えますので、是非ご覧になってみて下さい。
※エドヒガン(江戸彼岸)
本州・四国・九州に成育し、朝鮮・中国にも分布する。
ヤマザクラとともに長寿であり、巨木に成長して天然記念物に指定され
たものもある。
葉柄には毛が目立ち、蜜腺は葉柄の上部あるいは葉の最下部に
一対ある。
花は4月に咲き、染井吉野よりやや早い。
花柄には毛が多く、顎筒の下部が膨らむのは特徴のひとつ。
花弁は長さ10~12mm。
花の色は薄い紅色から白色に近いものまで変異がある
山高神代桜や三春の滝桜などのような1000年を超える古木もこの
エドヒガンです。
Posted by ug at 20:28│Comments(0)│サクラぐるひ
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