さくらがわーるどからこんにちは

ﾄﾏｿﾝのある隣の家には、他にも楽しい物件が
いくつかあるんですけど、その一つがこの駐車
場の看板です。


　　　　　　　　　榎 戸 理 よ

なんとなく「榎戸」と「理よ」の間が空いている
ので、名字と名前のようで「榎戸 理よ(えのき
どおさむよ)」と読んでしまいそうですが、全く
違います。

実は隣は理容店なんですが、これを書いたｵｰ
ﾅｰに聞いたところ、「“榎戸理容店”と書こうと
思ったんだけど、文字の配分を間違えて途中
で入らないことに気づいた」と。

そこで、「容」よりも文字幅の少なそうな「よ」
に変更してみたが、時既に遅し。

用意したﾌﾟﾚｰﾄには、残りの「う店」まではとて
も書くことが出来ず、「これにて完成!!」というこ
にしたらしいです。

下のｽﾍﾟｰｽに小さく書いちゃうとか、もう一度
白いﾍﾟﾝｷで塗って書き直すとか、そういった
小細工に走らないところが実に潔い。

武士道に通ずる日本の美学を感じます。

で、決して本人にとってこれが「失敗作」でな
いという証が、風で飛ばされたり、車にぶつけ
られて倒される度に、補強されていったその
支柱(棒)の数です。

太細長短入り乱れた棒は、数えたところ8本
にもなっていました(最初は1本)

もはや「威厳」さえ漂ってくるこの看板ですが、
ｵｰﾅｰも余程愛着があるのでしょう、既に設置
から5年が経ちましたが、新たなものに変える
気はさらさらなさそうです。

頑張れ、榎戸 理よ!!.....の看板。