2012年09月27日

『泣ける宇宙』

『泣ける宇宙』

積ん読本のはずだった『眠れなくなる宇宙のはなし』『ますます眠れなくなる宇宙のはなし』は、積んでおく間もなく読了してしまいました。
タイトルに敬意を表し、「布団に入ってからの楽しみ」として、日中は別の本を読むという、これまでしたことのない「併読」で、じっくり楽しませていただきました。
『眠れなくなる宇宙のはなし』は、古代ギリシャ時代の宇宙観から現代の宇宙工学に至るまで、どうやって宇宙が解き明かされてきたのかを、優しい語り口でわかりやすく、ところどころにトリビア的な話題を入れながら解説してくれる本で、一夜で一章を読み終える構成になっています。

宇宙について知りたいという人の入門書として最高だと思います。

『ますます眠れなくなる宇宙のはなし』は、地球外生命について、同様の語り口と構成で解説してくれています。
地球外生命は果たして存在するのか?という疑問に対し、人間がどのようにアプローチをしてきたかを知りながら、宇宙の仕組みについても学んでいける本です。

著者の佐藤勝彦さんという方は、「インフレーション理論」を提案した世界的権威だそうで、だからこそこれだけ平易且つ包括的にお話しが出来るのだろうなと思いました。

いやぁ、面白かったぁ。
これほど本を読み終えてしまうのがもったいないと感じたのは、たぶん初めてじゃないかなと思います。

てことで、残りまだ3ヶ月もありますが、「ugが選ぶ最高に面白い本大賞2012」に決定させていただきました。
なにせこの超文系思考の私に、ここまで宇宙に興味を持たせたんだから凄い!!

是非『さらに眠れなくなる宇宙のはなし』あたりの続編をお願いしたいところです。

そんなわけで、すっかり寝る前の宇宙本が習慣になってしまい、もう一度『眠れなくなる宇宙のはなし』を読み返そうと思っていたんですが、たまたま書店で↑のような本を見つけてしまいまして…

『泣ける宇宙』という、なかなか魅力的なタイトルのこの本は、
「宇宙に憧れ続けた人類の挑戦と挫折、そして、輝かしい成功の裏側に隠された様々なエピソードや新たな挑戦の物語を集めた本」
とのことで、堅苦しい学術的な本と違って、寝る前に読むにはぴったりじゃないですか。

佐藤勝彦氏の続編を期待しながら、しばらくはこれを枕元に置いて眠りたいと思います。

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この記事へのコメント
本当にはまると何でもとことんと言う性格よ~く解かりました!(^^)!宇宙のお話だんだん興味深くなってしまっている私です。これからもいろいろなこと教えてくださいね(^_-)-☆
Posted by Hi-Ko at 2012年09月30日 12:25
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