2013年01月07日
完読できるのか…『ローマ人の物語』
「○○が読む本」のような雑誌で紹介されていて、Amazonで仕入れた『ローマ人の物語1 ローマは一日にして成らず(上)』(塩野七生著)
ずっと積ん読本になっていたものを、正月やっと読み始めました。
そもそもあまり歴史に興味のない私なので、実は「いずれ…」と思いつつも、きっと積ん読本のままかなぁ?と思っていた本です。
読もうと思ったのは、20冊ほどの積ん読本の中で一番薄かった(文庫本で200ページ弱)というだけの理由でした^^;
ところが、小難しい歴史書かな?と期待せずに読み始めてみれば、これがなかなか面白い。
「事実は小説より奇なり」と言いますが、まさにそれ。
ただし、作者の塩野七生氏も、また出版社も「歴史書ではない」としており、小説という扱いになっているのですが…^^;
さて、中身ですが、「よくもここまで」というほど史実を調べあげており、紀元前の話がここまで詳細に語れるのは、さすが「すべての道はローマに通ず」と言われるほど繁栄したローマ帝国だと感心します。
そんな「よくぞここまで」な、著者の塩野七生氏の経歴を簡単にご紹介しますと、
父親は詩人・小学校教師の塩野筍三、神田神保町の古本屋から軒並み借金をするほどの読書好き。学習院大学の学生だった1960年には安保闘争に参加。1970年代にはイタリア共産党に関する文章も書いているが、後に保守派に転向している。1963年からイタリアで学び、1968年に帰国すると執筆を開始。『中央公論』掲載の「ルネサンスの女たち」でデビュー。
1970年には『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』で毎日出版文化賞を受賞。同年から再びイタリアへ移り住む。ローマ名誉市民を経てイタリア人医師と結婚(後に離婚)。イタリア永住権を得ており、ローマに在住。イタリア中心に、古代から近世に至る歴史小説を多数執筆。 「wikipedia」より
とまぁ、ほんとにイタリア…いや、ローマに心酔している方なのですね。
して、この『ローマ人の物語』ですが、私はてっきり上下巻で完結と思っていたのですが、冒頭の文庫化に当たっての挨拶を読んで、これがとんでもないことになっていたのを知るのでした。
『ローマ人の物語』は、1992年から年一冊のペースで書かれ、2006年に完結した単行本で15冊にも及ぶ超大作だったのです。
これが文庫本となると、更に驚きの全43巻となっています。
そんなわけで、私の読んだ文庫本の第1巻は、全体の1/43ということになり、ほんの序章も序章。
新潮社の解説をそのまま載せると…
ローマ人の物語 1―ローマは一日にして成らず〔上〕―
前753年、一人の若者ロムルスと彼に従う3千人のラテン人によりローマは建国された。7代続く王政の下で国家としての形態をローマは整えてゆくが、前509年、共和政へ移行。その後、成文法制定のために先進国ギリシアへ視察団を派遣する。ローマ人は絶頂期のギリシアに何を見たのか―― 。比類なき大帝国を築きあげた古代ローマ。その一千年にわたる興亡の物語がいま幕を開ける。
ということになっています。
まだ「幕開け」しか読んでいないということです。
にもかかわらず、知らず知らず、歴史に興味のない私でも、古代ローマの物語に惹かれているのを感じます。
続きを読みたいと、既に下巻も発注しました。
しかし、果たして全43巻を完読できるのか…
読むなら一気に…という本のような気もするのですが、となると2013年の読書は、ほぼこの「ローマ人の物語」で終わる悪寒がします。
それだけの価値があるか…とりあえず読み進めながら考えることにします。
あ、ちなみにテルマエロマエの話は出てこないと思います。悪しからず^^;
『ローマ人の物語 新潮文庫版』
※追記
テルマエの話…たくさん出てきました^^;
でもって、古代ローマ人にとって、テルマエはかなり重要なものだとわかりました。
原作者のヤマサキマリさんは、確実に古代ローマ文明を勉強されてますね。
読もうと思ったのは、20冊ほどの積ん読本の中で一番薄かった(文庫本で200ページ弱)というだけの理由でした^^;
ところが、小難しい歴史書かな?と期待せずに読み始めてみれば、これがなかなか面白い。
「事実は小説より奇なり」と言いますが、まさにそれ。
ただし、作者の塩野七生氏も、また出版社も「歴史書ではない」としており、小説という扱いになっているのですが…^^;
さて、中身ですが、「よくもここまで」というほど史実を調べあげており、紀元前の話がここまで詳細に語れるのは、さすが「すべての道はローマに通ず」と言われるほど繁栄したローマ帝国だと感心します。
そんな「よくぞここまで」な、著者の塩野七生氏の経歴を簡単にご紹介しますと、
父親は詩人・小学校教師の塩野筍三、神田神保町の古本屋から軒並み借金をするほどの読書好き。学習院大学の学生だった1960年には安保闘争に参加。1970年代にはイタリア共産党に関する文章も書いているが、後に保守派に転向している。1963年からイタリアで学び、1968年に帰国すると執筆を開始。『中央公論』掲載の「ルネサンスの女たち」でデビュー。
1970年には『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』で毎日出版文化賞を受賞。同年から再びイタリアへ移り住む。ローマ名誉市民を経てイタリア人医師と結婚(後に離婚)。イタリア永住権を得ており、ローマに在住。イタリア中心に、古代から近世に至る歴史小説を多数執筆。 「wikipedia」より
とまぁ、ほんとにイタリア…いや、ローマに心酔している方なのですね。
して、この『ローマ人の物語』ですが、私はてっきり上下巻で完結と思っていたのですが、冒頭の文庫化に当たっての挨拶を読んで、これがとんでもないことになっていたのを知るのでした。
『ローマ人の物語』は、1992年から年一冊のペースで書かれ、2006年に完結した単行本で15冊にも及ぶ超大作だったのです。
これが文庫本となると、更に驚きの全43巻となっています。
そんなわけで、私の読んだ文庫本の第1巻は、全体の1/43ということになり、ほんの序章も序章。
新潮社の解説をそのまま載せると…
ローマ人の物語 1―ローマは一日にして成らず〔上〕―
前753年、一人の若者ロムルスと彼に従う3千人のラテン人によりローマは建国された。7代続く王政の下で国家としての形態をローマは整えてゆくが、前509年、共和政へ移行。その後、成文法制定のために先進国ギリシアへ視察団を派遣する。ローマ人は絶頂期のギリシアに何を見たのか―― 。比類なき大帝国を築きあげた古代ローマ。その一千年にわたる興亡の物語がいま幕を開ける。
ということになっています。
まだ「幕開け」しか読んでいないということです。
にもかかわらず、知らず知らず、歴史に興味のない私でも、古代ローマの物語に惹かれているのを感じます。
続きを読みたいと、既に下巻も発注しました。
しかし、果たして全43巻を完読できるのか…
読むなら一気に…という本のような気もするのですが、となると2013年の読書は、ほぼこの「ローマ人の物語」で終わる悪寒がします。
それだけの価値があるか…とりあえず読み進めながら考えることにします。
あ、ちなみにテルマエロマエの話は出てこないと思います。悪しからず^^;
『ローマ人の物語 新潮文庫版』
※追記
テルマエの話…たくさん出てきました^^;
でもって、古代ローマ人にとって、テルマエはかなり重要なものだとわかりました。
原作者のヤマサキマリさんは、確実に古代ローマ文明を勉強されてますね。
Posted by ug at 23:15│Comments(0)│ほんのはなし
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