2013年02月24日
超ド級の資料が大洗町に!!
先日、大洗町を訪れた時、時間が出来たので、『幕末と明治の博物館』(旧「常陽明治記念館」)を訪れてまいりました。
以前から書いていますが、歴史の素養がない私は、昨日「納豆早食い世界大会」が開催された、桜田門外の変のロケセットすら訪れたことがなく、この手の歴史館やら博物館に好んでいくような人間ではありません。
県内でも、阿見町の「予科練平和記念館」を訪れたくらいがせいぜいで、今回もたまたま時間があって他に行くところもないから…という感じでした。
ところが、期待もせずに訪れたこの博物館の資料に度肝を抜かれてしまったのです。
いやはや、失礼ながらこんなところに、これだけ凄い資料があるなんて、思っても見ませんでした。
有名どころでは、坂本龍馬や西郷隆盛、高杉晋作等の直筆の書や書簡はじめ、幕末の志士、元勲達の書や日本画が、これでもかというほど展示されているのです。
また、明治・大正・昭和天皇や皇族ゆかりの品々、例えば明治天皇が即位の際に着られた装束や軍刀など「ここにあっていいの!?」と思うようなものも全部実物が展示されています。
“時間があるから”入館した私なのに、ひとつひとつじっくり見ようと思ったら、全然時間が足りなくなってしまいました^^;
もちろん「撮影禁止」なので、それらをここで紹介することは出来ませんが、ほんと私のようなど素人にも、凄い品々だなと言うことが理解できるものばかりでした。
この他にも、企画展示室には田中頼章の六曲屏風をはじめとする工芸品や、明治時代の学校教科書等の教育資料なども豊富に展示されています。
「聖像殿」に掲げられていた看板 揮毫は水戸徳川家13代当主徳川圀順
この『幕末と明治の博物館』は、昭和4年、元宮内大臣田中光顕氏※により、明治天皇御尊像を奉安した聖像殿を開館、「常陽明治記念館」として創立されたのが始まりだそうです。
その際、この博物館のために土地を提供したのが当時の磯浜町(現大洗町)でした。
3年後には陳列館が開館し、平成9年に名前を「幕末と明治の博物館」に変更。
平成22年に同館の廃止が決まると同時にこれを大洗町に寄贈、現在の『大洗町幕末と明治の記念館』として新たに開館となったというわけです。
こんなに昔からあったのに、全く知らなかった自分が恥ずかしい^^;
パンフレットと入場券(右) 入場券のイラストは水戸藩建造の様式軍艦「旭日丸(あさひまる)」
地域情報紙「常陽リビング」でも、「大げさでなく控えめに。なのに感動は大きい“意外と知らなかった県内施設”」として紹介されていますが、結構知らない人も多いのではないでしょうか?
大洗町というと、海水浴や水族館、アウトレットばかり注目されますが、こんな渋い博物館もあったのですよ。
機会がありましたら、是非一度ご覧になってみてはいかがでしょう?
『幕末と明治の記念館』
茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8231
TEL 029(267)2276
9:00~17:00(水曜休)
※海の日~8/31は無休
一般700円 大学生600円 中高生300円 小学生150円
ところが、期待もせずに訪れたこの博物館の資料に度肝を抜かれてしまったのです。
いやはや、失礼ながらこんなところに、これだけ凄い資料があるなんて、思っても見ませんでした。
有名どころでは、坂本龍馬や西郷隆盛、高杉晋作等の直筆の書や書簡はじめ、幕末の志士、元勲達の書や日本画が、これでもかというほど展示されているのです。
また、明治・大正・昭和天皇や皇族ゆかりの品々、例えば明治天皇が即位の際に着られた装束や軍刀など「ここにあっていいの!?」と思うようなものも全部実物が展示されています。
“時間があるから”入館した私なのに、ひとつひとつじっくり見ようと思ったら、全然時間が足りなくなってしまいました^^;
もちろん「撮影禁止」なので、それらをここで紹介することは出来ませんが、ほんと私のようなど素人にも、凄い品々だなと言うことが理解できるものばかりでした。
この他にも、企画展示室には田中頼章の六曲屏風をはじめとする工芸品や、明治時代の学校教科書等の教育資料なども豊富に展示されています。
「聖像殿」に掲げられていた看板 揮毫は水戸徳川家13代当主徳川圀順
この『幕末と明治の博物館』は、昭和4年、元宮内大臣田中光顕氏※により、明治天皇御尊像を奉安した聖像殿を開館、「常陽明治記念館」として創立されたのが始まりだそうです。
その際、この博物館のために土地を提供したのが当時の磯浜町(現大洗町)でした。
3年後には陳列館が開館し、平成9年に名前を「幕末と明治の博物館」に変更。
平成22年に同館の廃止が決まると同時にこれを大洗町に寄贈、現在の『大洗町幕末と明治の記念館』として新たに開館となったというわけです。
こんなに昔からあったのに、全く知らなかった自分が恥ずかしい^^;
パンフレットと入場券(右) 入場券のイラストは水戸藩建造の様式軍艦「旭日丸(あさひまる)」
地域情報紙「常陽リビング」でも、「大げさでなく控えめに。なのに感動は大きい“意外と知らなかった県内施設”」として紹介されていますが、結構知らない人も多いのではないでしょうか?
大洗町というと、海水浴や水族館、アウトレットばかり注目されますが、こんな渋い博物館もあったのですよ。
機会がありましたら、是非一度ご覧になってみてはいかがでしょう?
『幕末と明治の記念館』
茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8231
TEL 029(267)2276
9:00~17:00(水曜休)
※海の日~8/31は無休
一般700円 大学生600円 中高生300円 小学生150円
田中光顕(たなかみつあき)1843(天保14)年~1939(昭和14)年
高知県佐川町生まれ。幕末の志士として、尊皇運動に参加。
脱藩後は高杉晋作や中岡慎太郎の元で、伊藤博文ら長州藩士と協力し、藩長同盟の周旋に尽力した。
坂本龍馬、中岡慎太郎が暗殺された際は、いち早く駆けつけた人物として知られ、明治維新後は要職を歴任。
明治31年より宮内大臣を12年間努める間、明治天皇や大正天皇から御下賜された品々と、自分で収集した遺墨を、一般に還元するための常陽明治記念館を創立し、それらを寄贈した。
明治40年、伯爵号を授与される。
静岡県蒲原町にて97歳で逝去。
Posted by ug at 09:00│Comments(3)│ちいき
この記事へのコメント
大分前に一度見学しました。
ランチは評判の大森さんでしました。
http://www7.ocn.ne.jp/~agoomori/
ランチは評判の大森さんでしました。
http://www7.ocn.ne.jp/~agoomori/
Posted by stk at 2013年02月26日 10:00
>>stkさん
さすがでございます。
私は大洗では「ちゅう心」がお薦めです。
http://www.oarai-info.jp/tenpo.files/chuushin.htm
さすがでございます。
私は大洗では「ちゅう心」がお薦めです。
http://www.oarai-info.jp/tenpo.files/chuushin.htm
Posted by ug at 2013年02月26日 17:57
ちゅう心さん、何方かのブログで知り行きたいと思いつつなかなか機会に恵まれません。大洗の井中(イチュウ)さんにも行ってみたいですね。http://tabelog.com/ibaraki/A0801/A080102/8000544/
Posted by stk at 2013年02月26日 21:22
コメントフォーム