2013年02月28日
妙心寺退蔵院「宵の紅枝垂れ観桜会」
では、昨日予告しましたように、2013春の「そうだ 京都、行こう」キャンペーンスポットである妙心寺退蔵院について、少し紹介させていただきます。
私、こうした寺社仏閣等についても素養がないので、一生懸命「妙心寺HP」を調べていたんですが、どうやら「妙心寺」と「妙心寺退蔵院」は、別なお寺だということがわかりました。
妙心寺は、臨済宗妙心寺派約3400ケ寺の本山で、日本最大の禅寺ですが、妙心寺退蔵院は「塔頭(たっちゅう)」といわれるお寺だったんです。
「塔頭」とは、元々は高僧の墓のことを言い、これを弟子達が近くに小庵を建てて守っていたものです。
これが年月を経るとともに増加し、それらの小庵が明治以降に寺として独立したため、妙心寺などの大寺院には多数の寺院が存在する状況になったというわけなのです。
なので、妙心寺の敷地内には、現在46もの塔頭が存在します。
とはいえ、そんな塔頭も非公開の寺が多く、通年公開されているのは、退蔵院含めて3ヶ所だけ。
特別公開や限定公開のあるところを含めても6ヶ所だけのようです。
さて、そんな46もある塔頭の中でも屈指の古刹として知られている退蔵院の見どころですが、まずは室町時代の画聖狩野元信が、一年中変わらない美しさ「不変の美」を求めたと言われる枯山水の名庭「元信の庭」
そして、全国でも有数の昭和の名園(昭和38年完成)と言われる「余香苑」
キャンペーンポスターの枝垂れ桜は、門を入ってすぐの余香苑前にあります。
山水画の始祖といわれている如拙の描いた国宝の「瓢鮎図」は、足利義持の命により描いたもので、現存する彼の作品の中で最高傑作といわれているそうです。
それぞれはこんな感じで配置されています。
あ、大切な桜の紹介を忘れていました。
CMで使われている紅枝垂れ桜は、先代の住職が50年前に植えたものだそうで、特別いわれのあるものではないようです。
※『退蔵院の桜』の右上にある「360°ビュー」をクリックすると楽しい画像が見られます。
まぁ、みなさんご承知でしょうが、例年このCMの桜は相当な映像処理が施されているので、実物の色とはまったく違うものと言って良いでしょう。
実は、私この桜にはまったく興味を覚えなかったのです^^;
それよりも、私が知りたかったのは石庭や国宝の山水画でもなくて、毎年行われているという「観桜会」でした。
実はわれわれも、高峯に舞台を作って、ここで料理を堪能してもらいながら、謡曲「桜川」の能を鑑賞する…というような雅な「観桜会」を開いてみたいなどと、夢を語っていたことがこざいまして、京都のお寺でのそれがどんなものなのか、とても気になったのです。
早速調べてみたのですが、退蔵院のHPにも詳しい内容は載っていなくて、参加者のブログでもないものかと探してみましたら、これもほとんどなし。
おぼろげにわかったのは、ライトアップされた夜桜の下、舞妓さんのおどり(舞?)を見てから、祇園の講談のようなものを聞いて、茶室にて料理を食べる…という趣向のようだということ。
禅寺なので、料理はもちろん精進料理となるわですが、京の雅な気分を味わうのが目的でしょうし、なんたって「観桜会」ですから、当然お酒はなしでしょうね。
まぁ、桜自体はちょっとくらいショボくても、京都のお寺の庭園にライトアップされた桜とくれば、そりゃ映えることでしょう。
これで7500円だそうですが、高くはないと思いますね。
で、よくよく調べてみたら、こうした「観桜会」は、他のお寺でも結構やってるみたいです。
やっぱ京都ですねぇ。
勉強のためにも一度行ってみたいなぁ。
『妙心寺退蔵院HP』
『そうだ 京都、行こうキャンペーン』
「塔頭」とは、元々は高僧の墓のことを言い、これを弟子達が近くに小庵を建てて守っていたものです。
これが年月を経るとともに増加し、それらの小庵が明治以降に寺として独立したため、妙心寺などの大寺院には多数の寺院が存在する状況になったというわけなのです。
なので、妙心寺の敷地内には、現在46もの塔頭が存在します。
とはいえ、そんな塔頭も非公開の寺が多く、通年公開されているのは、退蔵院含めて3ヶ所だけ。
特別公開や限定公開のあるところを含めても6ヶ所だけのようです。
さて、そんな46もある塔頭の中でも屈指の古刹として知られている退蔵院の見どころですが、まずは室町時代の画聖狩野元信が、一年中変わらない美しさ「不変の美」を求めたと言われる枯山水の名庭「元信の庭」
そして、全国でも有数の昭和の名園(昭和38年完成)と言われる「余香苑」
キャンペーンポスターの枝垂れ桜は、門を入ってすぐの余香苑前にあります。
山水画の始祖といわれている如拙の描いた国宝の「瓢鮎図」は、足利義持の命により描いたもので、現存する彼の作品の中で最高傑作といわれているそうです。
それぞれはこんな感じで配置されています。
あ、大切な桜の紹介を忘れていました。
CMで使われている紅枝垂れ桜は、先代の住職が50年前に植えたものだそうで、特別いわれのあるものではないようです。
※『退蔵院の桜』の右上にある「360°ビュー」をクリックすると楽しい画像が見られます。
まぁ、みなさんご承知でしょうが、例年このCMの桜は相当な映像処理が施されているので、実物の色とはまったく違うものと言って良いでしょう。
実は、私この桜にはまったく興味を覚えなかったのです^^;
それよりも、私が知りたかったのは石庭や国宝の山水画でもなくて、毎年行われているという「観桜会」でした。
実はわれわれも、高峯に舞台を作って、ここで料理を堪能してもらいながら、謡曲「桜川」の能を鑑賞する…というような雅な「観桜会」を開いてみたいなどと、夢を語っていたことがこざいまして、京都のお寺でのそれがどんなものなのか、とても気になったのです。
早速調べてみたのですが、退蔵院のHPにも詳しい内容は載っていなくて、参加者のブログでもないものかと探してみましたら、これもほとんどなし。
おぼろげにわかったのは、ライトアップされた夜桜の下、舞妓さんのおどり(舞?)を見てから、祇園の講談のようなものを聞いて、茶室にて料理を食べる…という趣向のようだということ。
禅寺なので、料理はもちろん精進料理となるわですが、京の雅な気分を味わうのが目的でしょうし、なんたって「観桜会」ですから、当然お酒はなしでしょうね。
まぁ、桜自体はちょっとくらいショボくても、京都のお寺の庭園にライトアップされた桜とくれば、そりゃ映えることでしょう。
これで7500円だそうですが、高くはないと思いますね。
で、よくよく調べてみたら、こうした「観桜会」は、他のお寺でも結構やってるみたいです。
やっぱ京都ですねぇ。
勉強のためにも一度行ってみたいなぁ。
『妙心寺退蔵院HP』
『そうだ 京都、行こうキャンペーン』
Posted by ug at 09:00│Comments(2)│サクラぐるひ
この記事へのコメント
やっぱり京都っていいですよね。ゆっくりお寺回りなんてしたいなぁと思います。
高峰の桜を見てお食事が出来たり能が観賞出来たら最高ですね。その夢実現できたら最高ですね。心より応援しますので是非頑張ってくださいね。
高峰の桜を見てお食事が出来たり能が観賞出来たら最高ですね。その夢実現できたら最高ですね。心より応援しますので是非頑張ってくださいね。
Posted by AMI at 2013年02月28日 14:31
>>AMIさん
ありがとうございます。
夢を現実に…
相当高いハードルですが頑張ります^^;
ありがとうございます。
夢を現実に…
相当高いハードルですが頑張ります^^;
Posted by ug at 2013年02月28日 20:03
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