さくらがわーるどからこんにちは

2週間ほど前からになるでしょうか？今年も春のJR東海「そうだ 京都、行こう」キャンペーンのCMが流れ始めました。

あの音楽(「My Favorite Things」)と長塚京三さんのナレーションを聞くと、条件反射的に「桜」がイメージされ、私はこのCMがはじまると落ち着かなくなります。

もはや、春の風物詩ともいうべきこのCM、いったいいつ頃始まったのだろう？と調べてみましたら、「そうだ 京都、行こう」キャンペーンが始まったのが1993年(平成5年)、桜をテーマにし始めたのは1995年(平成7年)の醍醐寺からと言いますから、実に18年も続いているんですね。



毎回、京都の観光スポット(主に寺社仏閣)を1つ取り上げて、それに見合ったキャッチコピーが決められるようですが、今年は妙心寺退蔵院が選ばれ、そのコピーはトップ画像の通りです。

しかし、CMのナレーションはもう少し長くて、

どの町の、どこの桜が好きですか。
それを聞いただけで、あなたのことがちょっとわかる気がします。
おや、迷っていらっしゃる。
どうぞ、ごゆっくり。

となっております。

そんなナレーションを聞いていて、ポスターのコピーでは抜けている部分の「それを聞いただけで、あなたのことがちょっとわかる気がします」が、私にはとても気になりました。

どうしてかというと、私も「ちょっとわかる」気がするからです。

好きな桜と言っても、一本桜なのか、群桜か、桜の種類や樹齢、容姿、シチュエーション…と、基準はいろいろあると思うんですが、それでもそこにははっきりと、その人の趣味嗜好が現れるように思います。

それを方程式のように表すことは出来ませんが、「あるなぁ」と思うんです。

とはいえ、「上野や千鳥ヶ淵の桜しか知らない」みたいな、さほど興味のない方ではなく、ある程度は桜を見ている人でないと難しいですけどね＾＾；

そんな趣味嗜好は、sspの仲間の中にももちろんあります。

ただし、われわれの場合は「花弁は丸弁か、狭弁か」だの、「芽の色は赤芽か樺芽か」だの、もっと行くと「花序」(枝上における花の配列状態)にまで好みが出てくるので、かなりマニアックな趣味になってしまいますが＾＾；

山桜には決まっているけど、その中でもこれというものがあったりするわけです。

そんなマニアックな好みでも、結構メンバーの性格を反映していたりするので面白い。

さて、そんな私が今年のコピーにお答えすると…

----どの町の、どこの桜が好きですか。

ug：桜川市磯部の桜川磯部稲村神社社務所裏手の山桜「初重桜」…
　　いやいや、磯部桜川公園にある赤芽、狭弁、旗弁ありの山桜「No.224」…
　　うーん、やっぱり高峯展望台からの4/20頃の山桜かなぁ…

---- おや、迷っていらっしゃる。

ug：ちょっと待って、一番決めるから。

---- どうぞ、ごゆっくり。

といった感じでしょうか。

ところで、今年のスポットである妙心寺退蔵院ですが、さすが日本最大の禅寺、立派なHPがありまして、そこを見ると、なんと「花見」ではなく、我らがssp同様「観桜」という言葉を使っていらっしゃる。



かなり気になるこの「観桜会」、明日はこの妙心寺について書いてみようと思っています。

『JR東海「そうだ 京都、行こう」キャンペーン』