2013年03月13日
秘蔵のスゴイ桜を紹介します!!
岐阜県にある、日本三大巨桜にも数えられる、樹齢1500年を超えるエドヒガンです。
この桜は、つぼみがピンク、咲き始め白く、散り際に薄い墨色になるということで「薄墨桜」の名が付いたのですが、実は桜川市には、これを超える素晴らしい桜があるのです。
それが「磯部桜」
なんとこの桜は、咲き始めが純白で、満開に向かって紅く染まっていき、満開時には紅白になり、散り際は河津桜も真っ青(変な表現だな^^;)の真っ赤な花びらを落とすのです。
白~灰に変化する薄墨桜は、失礼ながらやや印象としては暗い感じがしますが、こちらの磯部桜は、縁起の良い、まさにハレの桜といった印象です。
では、早速その「磯部桜」の2011年度の変化をご覧いただきましょう。
ほぼ満開 15日以前は純白の花を付けています
ほんのりとピンク色に変わってきたのがわかります
受粉した花は赤く、受粉前の花は純白、まさに「紅白桜」
受粉した花が更に赤みを増していきます
散り際は磯部桜の周りだけ地面が真っ赤に染まります
これだけの変化のある桜は、まず見られないでしょう。
この「磯部桜」は植物図鑑にも掲載されたりしているのですが、一般にはあまり知られていません。
それはどうしてかというと、固有種として磯部の地にとどめておくために、一切PRをしてこなかったからなのです。
実は、天然記念物指定種に限らず、桜川は固有種の宝庫なのですが、これらも一切宣伝してこなかったために、ほとんど知られることがなかったというわけです。
有名になるということは、枝を折って接ぎ木で増やされたりして、園芸品として売られてしまったり、それだけ危険性も高めてしまいます。
宣伝はしたいけど、固有品種をきちんと残していきたい。
そんな思いから、磯部宮司も以前は「人は来なくて良い」と考えていたそうです。
根を踏みしめられて枯れる心配もないし、枝を折られる心配もないし、桜のためだけを思えば人が来ないほうが絶対良いのです。
しかし、それではいずれ「桜川のサクラ」は、地元の人の関心すら失ったように、埃をかぶるどころか、埋もれてしまうかもしれない。
そんな経緯から、われらsspと共に、今後は少しずつ世に出していこうということで、今の活動に繋がっています。
PRについては、まだまだこれからですが、まずはボランティアガイド等を通して、少しずつ固有種の魅力を伝えていこうと思っております。
なにせ変異の宝庫、素晴らしい桜は山ほどあります。
もしかすると、河津桜に勝るとも劣らない、素晴らしい桜が日本全国に広まる日が来るかも知れませんよ。
この桜は、つぼみがピンク、咲き始め白く、散り際に薄い墨色になるということで「薄墨桜」の名が付いたのですが、実は桜川市には、これを超える素晴らしい桜があるのです。
それが「磯部桜」
なんとこの桜は、咲き始めが純白で、満開に向かって紅く染まっていき、満開時には紅白になり、散り際は河津桜も真っ青(変な表現だな^^;)の真っ赤な花びらを落とすのです。
白~灰に変化する薄墨桜は、失礼ながらやや印象としては暗い感じがしますが、こちらの磯部桜は、縁起の良い、まさにハレの桜といった印象です。
では、早速その「磯部桜」の2011年度の変化をご覧いただきましょう。
ほぼ満開 15日以前は純白の花を付けています
ほんのりとピンク色に変わってきたのがわかります
受粉した花は赤く、受粉前の花は純白、まさに「紅白桜」
受粉した花が更に赤みを増していきます
散り際は磯部桜の周りだけ地面が真っ赤に染まります
これだけの変化のある桜は、まず見られないでしょう。
この「磯部桜」は植物図鑑にも掲載されたりしているのですが、一般にはあまり知られていません。
それはどうしてかというと、固有種として磯部の地にとどめておくために、一切PRをしてこなかったからなのです。
実は、天然記念物指定種に限らず、桜川は固有種の宝庫なのですが、これらも一切宣伝してこなかったために、ほとんど知られることがなかったというわけです。
有名になるということは、枝を折って接ぎ木で増やされたりして、園芸品として売られてしまったり、それだけ危険性も高めてしまいます。
宣伝はしたいけど、固有品種をきちんと残していきたい。
そんな思いから、磯部宮司も以前は「人は来なくて良い」と考えていたそうです。
根を踏みしめられて枯れる心配もないし、枝を折られる心配もないし、桜のためだけを思えば人が来ないほうが絶対良いのです。
しかし、それではいずれ「桜川のサクラ」は、地元の人の関心すら失ったように、埃をかぶるどころか、埋もれてしまうかもしれない。
そんな経緯から、われらsspと共に、今後は少しずつ世に出していこうということで、今の活動に繋がっています。
PRについては、まだまだこれからですが、まずはボランティアガイド等を通して、少しずつ固有種の魅力を伝えていこうと思っております。
なにせ変異の宝庫、素晴らしい桜は山ほどあります。
もしかすると、河津桜に勝るとも劣らない、素晴らしい桜が日本全国に広まる日が来るかも知れませんよ。
Posted by ug at 09:00│Comments(6)│サクラぐるひ
この記事へのコメント
礒部桜の変化に驚きました。素敵な七変化ですね。桜ってそれぞれ違う味わいがあるなんて染々見たいと言う欲望が出てきました。
是非礒部桜を満喫したいと思います。
SSPの皆さまは本当にこれから大変は事と思いますが今年も苦難を乗り越えて頑張ってくださいね。素敵な山桜必ず観に行きますね。
皆さまにお会いできること楽しみにしています。
是非礒部桜を満喫したいと思います。
SSPの皆さまは本当にこれから大変は事と思いますが今年も苦難を乗り越えて頑張ってくださいね。素敵な山桜必ず観に行きますね。
皆さまにお会いできること楽しみにしています。
Posted by AMI at 2013年03月14日 00:25
初めまして。
数年前に観光地図に磯部の桜が名所として載っているのをみつけ、一度は見てみたいと行ったのですが、その時はもう遅くて散ってしまっていました。
その後、今年こそは!と毎年思いながらまだ実現できていません。
こちらの紹介を読ませていただいたら、尚更に見たくなりました。
ありがとうございました。
数年前に観光地図に磯部の桜が名所として載っているのをみつけ、一度は見てみたいと行ったのですが、その時はもう遅くて散ってしまっていました。
その後、今年こそは!と毎年思いながらまだ実現できていません。
こちらの紹介を読ませていただいたら、尚更に見たくなりました。
ありがとうございました。
Posted by 夏雪草 at 2013年03月14日 12:35
>>AMIさん
応援ありがとうございます。
じっくりと解説して差し上げます。
美味しいお酒を飲むためにも頑張ります!!^^;
応援ありがとうございます。
じっくりと解説して差し上げます。
美味しいお酒を飲むためにも頑張ります!!^^;
Posted by ug at 2013年03月14日 20:16
>>夏雪草さん
これはこれは、お越しいただいたのに終わっていたとは…残念です。
是非、私たちにお声掛けください。
いくらかでも、磯部の桜の魅力をお伝えできればと思います。
ありがとうございました。
これはこれは、お越しいただいたのに終わっていたとは…残念です。
是非、私たちにお声掛けください。
いくらかでも、磯部の桜の魅力をお伝えできればと思います。
ありがとうございました。
Posted by ug at 2013年03月14日 20:18
磯部桜というのは、櫻川磯部稲村神社のあたりのあの木でしょうか・・・
昨年、こゆいピンクに染まった花を見て、こんな花は始めて見た、すばらしい!!と感動しました。
そして、山桜の雅な美しさを知ったのも昨年の事です。
それも、「サクラサク里プロジェクト」の、皆様のご紹介のおかげだと思っています。
今年はあまりにも早く咲いてしまったので、お花見のタイミングを逃してしまいましたが、
昨日、筑波山あたりの山桜はまだまだきれいな景色を見せてくれていたので、高峯のあたりも
色とりどりの"春錦”の様子なのだろうなぁと思います。
遠めに見る、新緑の薄緑に様桜の赤やピンクの混ざった山は、本当に錦のように思います。
明日、行ってみたくなりました。
プロジェクトの方がいらっしゃいましたら、お声をかけさせて頂きます。
昨年、こゆいピンクに染まった花を見て、こんな花は始めて見た、すばらしい!!と感動しました。
そして、山桜の雅な美しさを知ったのも昨年の事です。
それも、「サクラサク里プロジェクト」の、皆様のご紹介のおかげだと思っています。
今年はあまりにも早く咲いてしまったので、お花見のタイミングを逃してしまいましたが、
昨日、筑波山あたりの山桜はまだまだきれいな景色を見せてくれていたので、高峯のあたりも
色とりどりの"春錦”の様子なのだろうなぁと思います。
遠めに見る、新緑の薄緑に様桜の赤やピンクの混ざった山は、本当に錦のように思います。
明日、行ってみたくなりました。
プロジェクトの方がいらっしゃいましたら、お声をかけさせて頂きます。
Posted by まりも母 at 2013年04月12日 15:52
>>まりも母さん
身に余るお誉めの言葉、誠にありがとうございます。
磯部桜はまりも母さんの仰るとおりのあの木です。
明日ご来訪下さるとのこと。ありがとうございます。
残念ながら“春錦”も、一昨日、昨日くらいがピークでしたが、まだ残っていますので、雰囲気だけでも味わっていただければと思います。
是非お越しの際はお声掛け下さい。
身に余るお誉めの言葉、誠にありがとうございます。
磯部桜はまりも母さんの仰るとおりのあの木です。
明日ご来訪下さるとのこと。ありがとうございます。
残念ながら“春錦”も、一昨日、昨日くらいがピークでしたが、まだ残っていますので、雰囲気だけでも味わっていただければと思います。
是非お越しの際はお声掛け下さい。
Posted by ug at 2013年04月12日 17:00
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