2013年06月27日
葉っぱが大事なんですよ
ヤマザクラの葉
みなさん花の違いで桜の分類をするものと思っているかもしれませんが、実は桜は花よりも葉の特徴で分類されるものなのです。
もちろん、花も分類する際の対象にはなりますが、変異が多いためそれだけではなかなか見分けることが難しいのです。
現代ならばDNAを調べて…ということもあるでしょうが、カール・リンネによって始められたという植物分類学なるものは江戸時代にまで遡るので、大抵は見た目の特徴から体系化されていったわけです。
そんな植物分類学的に見た桜ですが、国内の桜について分類してみると、何度も書いてきましたように野生のサクラは9種類に分けられます。
山桜、大山桜、霞桜、大島桜、江戸彼岸桜、高嶺桜、丁子桜、深山桜、寒緋桜がそれ。
さて、ひとつひとつ紹介するのはまた大変なので、ここではヤマザクラの特徴についてだけ書いてみます。
「葉の裏が白い」
これだけです。
というのは冗談で、散房花序だの、花柄、小花柄、萼筒が無毛で…、だのといった専門用語の並ぶ特徴もあるにはありますが、実際のところはこの「葉の裏が白い」で大抵片付けられているんです。

ヤマザクラよりも大きく裏もほぼ同じ色をしたソメイヨシノの葉
花序(茎に対する花のつき方)だの花柄の話だのは、あくまで典型的な特徴であって、変異の多いヤマザクラには他の野生種と見分けが付かないようなものもあるんですね。
しかし、どんな植物学者も「葉の裏が白い=ヤマザクラ」では共通しており、里桜と呼ばれる園芸品種ではダントツで大島桜由来のものが多いとされながらも、葉の裏が白いものがあれば、「ヤマザクラに由来する」となるのです。

ヤマザクラと違って先太りな形をしたカスミザクラの葉
とはいえこの里桜、有名な植物学者でも「花色が濃いから寒緋桜のの影響か?」などという程度で、今でも由来が不明なものが多いそうです。
人間の場合、あまり「交雑」はしないので、ハーフだクォーターだと元を辿ることは比較的容易ですが、自然界では交雑(交配?)に次ぐ交雑で、実際はそんなものを突き詰めるのも困難でしょうし、何よりそんな必要があるのか?と思ってしまいます。
まぁ、私の場合、「葉の裏が白い」ヤマザクラだけ知ってりゃ良いので、そんな分類学とは無縁というわけです^^;
そんな植物分類学的に見た桜ですが、国内の桜について分類してみると、何度も書いてきましたように野生のサクラは9種類に分けられます。
山桜、大山桜、霞桜、大島桜、江戸彼岸桜、高嶺桜、丁子桜、深山桜、寒緋桜がそれ。
さて、ひとつひとつ紹介するのはまた大変なので、ここではヤマザクラの特徴についてだけ書いてみます。
「葉の裏が白い」
これだけです。
というのは冗談で、散房花序だの、花柄、小花柄、萼筒が無毛で…、だのといった専門用語の並ぶ特徴もあるにはありますが、実際のところはこの「葉の裏が白い」で大抵片付けられているんです。
ヤマザクラよりも大きく裏もほぼ同じ色をしたソメイヨシノの葉
花序(茎に対する花のつき方)だの花柄の話だのは、あくまで典型的な特徴であって、変異の多いヤマザクラには他の野生種と見分けが付かないようなものもあるんですね。
しかし、どんな植物学者も「葉の裏が白い=ヤマザクラ」では共通しており、里桜と呼ばれる園芸品種ではダントツで大島桜由来のものが多いとされながらも、葉の裏が白いものがあれば、「ヤマザクラに由来する」となるのです。

ヤマザクラと違って先太りな形をしたカスミザクラの葉
とはいえこの里桜、有名な植物学者でも「花色が濃いから寒緋桜のの影響か?」などという程度で、今でも由来が不明なものが多いそうです。
人間の場合、あまり「交雑」はしないので、ハーフだクォーターだと元を辿ることは比較的容易ですが、自然界では交雑(交配?)に次ぐ交雑で、実際はそんなものを突き詰めるのも困難でしょうし、何よりそんな必要があるのか?と思ってしまいます。
まぁ、私の場合、「葉の裏が白い」ヤマザクラだけ知ってりゃ良いので、そんな分類学とは無縁というわけです^^;
Posted by ug at 09:00│Comments(0)│サクラぐるひ
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