2013年09月14日
イプシロン打ち上げのパブリックビューイングに行ってきました

昨日の紹介の通り、本日「筑波宇宙センター」は休館日でしたが、パブリックビューイングのためだけにOPENしてくれたのです。
入り口でのチェック…と思いきや、既に展示館の駐車場がいっぱいらしく、構内駐車場に止めるための駐車票を渡されるだけでした。
本日限りの駐車票
何故か首からも駐車場カードなるものを下げろという。
これを下げて会場だというスペースドーム(展示館)へと向かいました。
次々と来る車を見ても、さぞや大きな会場で見られるのかと思いきや…
え!?ここ!?…って感じの、小さな「視聴覚室」が会場でした^^;
でもって、会場に着いたのが13:00過ぎにもかかわらず、大して人は集まっていません。
待つこと15分、そろそろ中継開始の時間かと思っていたら、「本日の打ち上げは14:00に変更になりました」のアナウンス。
何やら警戒区域に船舶が進入したらしく、これが出るのを待つために遅れるのだそうです。
おいおい、仕事に間に合わなくなっちゃうよ、と思いつつもじっとガマン。
13:25からのはずが13:40からとなった中継は、イプシロンロケットの概要説明などから始まったのですが、会場スタッフは頼りないし、中継の音声は途絶えるしで、かなり不安になってきました。
更に追い打ちを掛けるように映し出された打ち上げ条件の説明。
その後気象図など写しだして、台風18 号が接近していることを伝えるんだから、「もしかしたら打ち上げ中止も?」なんて不安まで出てきました。
しかし、そんな概要説明のビデオには、子どもたち含め殆どが無関心の様子^^;
みんな本当に打ち上げ見に来てるの?
そんな不安な気持ちの私をよそに、いざ現地の様子が映し出されると、やっと子どもたちも「おーっ」と関心を示し始めました。
今回のパブリックビューイングのための実況は、お茶の水のスタジオから全国の会場に配信していたようでしたが、筑波宇宙センターの関係者が生で解説や実況をしてくれるのを期待していた私は、これにはかなり拍子抜けでした。
そんなこんなするうちにも発射時間は迫ってきまして、これならインターネットで見た方が鮮明だったかな?と思うような、画質の悪いスクリーンに、一同見入り始めます。
子どもたちも最前列や通路に座ってスタンバイ
さすがに2分を切ると、私も少しドキドキしてきました。
しかし、プロジェクターのセッティングのせいでしょうか、左下に映っているはずの発射までのタイマー表示が見えず、これまた不安に^^;
しかし、実況のカウントダウンが1分前に始まると一安心、あとは会場の全員がじっと発射までの時間を見守ります。
そして、お約束通り、子どもたちも10秒前からカウントダウン開始。
10、9、8、7、6、5、4、3、2、1…
無事発射!!
ここで初めて会場にどよめきと拍手が起こりました。
一同拍手!!の図
しかし、ちょっと人数が少ないせいか、今ひとつ盛り上がりには欠けました^^;
その後は、イラストを使った実況で、2段目燃焼開始や3段目燃焼開始とアナウンスが入る度に、会場ではまばらな拍手が起こりましたが、打ち上げの時の興奮はもうありません。
パラパラと帰る人が出てきたところで、私も仕事に戻るべく会場を後にしました。
そんなわけで、初めてパブリックビューイングなるものを体験してきたわけですが、サッカーのW杯のようなものと違って、リアルタイムとはいえ、中継だと興奮度も今ひとつでした。
もう少し大きな会場で、たくさんの人と見れば違ったのかもしれませんが、今回のミッションが筑波宇宙センターの管轄とは違うせいか、JAXA側からまったく熱意が伝わってこなかったのも一因でしょう。
そんなわけで、こんなだったらテレビやインターネットでも良かったなぁ、と少しの寂しさを感じながら帰ってきたパブリックビューイングの報告でした。
YouTube『イプシロンロケットライブ中継(録画)』
『イプシロンロケットって?』
『どこで見る?…明日「イプシロンロケット」打ち上げ』
※追記
15:01、惑星分光観測衛星「SPRINT-A」を分離し、無事軌道投入に成功したそうです。
衛星は「ひさき」と名づけられ、現在も正常に飛んでいます。

※追記
今日の茨城新聞を見たところ、どうやら私のいたパブリックビューイング会場はメイン会場ではなく、サブもサブのミニ会場だったようです^^;
どうりで駐車場の車の数と比較して人が少なかったわけだ。
どうせなら大きな会場で、大きなスクリーンで見たかったorz
Posted by ug at 18:30│Comments(0)│うちゅう
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