2013年09月30日
二宮尊徳の田んぼに案山子がズラリ
まさに「秋晴れ」の好天に恵まれたこの土日は、運動会をはじめ様々なイベントが行われたようですが、私はといえば、悲しいかな土日にもかかわらず仕事が舞い込み、昨日の「TGR2013」すら見に行くことが出来ませんでした。
それでも、本日午後から少し時間が出来たので、仕事先から栃木県の真岡市へと向かうと、途中の二宮町にて案山子軍団を発見、何ごとかと車を止めて見てまいりました。
場所は二宮町にある国指定史蹟「桜町陣屋跡」の敷地内。
入口には↓のような横断幕が掛かっており、どうやら米作り体験の中のイベントのようです。
たぶん各地で行われている「かかしコンテスト」でしょう、それぞの案山子には作品名と解説の書かれた用紙が下がっていました。
作品のタイトルは「お父さん」でした
虫取りをする少年の案山子?
お下げの女の子の案山子
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の案山子は超ボイン^^;
十数体の案山子が並んでいましたが、作品に書かれた文字を見ると、ほとんどが小学生の作品のようです。
帰ってきてから調べたところ、この「かかかしコンテスト」は8月の初めに行われたようで、胴体が千切れているようなものもあったり、どうりで傷みが激しいと思いました。
でもって、資料を見ればちょうど本日は「稲刈り」「おだ掛け」体験の日だったようです。
確かに案山子の後ろの田んぼには、刈られたばかりの稲が、きれいにおだ掛けされていました。
私が行った時には既に終わっていたというわけですね。
ところで、二宮町といえば、その名からも二宮尊徳こと二宮金次郎ゆかりの地であることがわかるかと思いますが、上述の国指定史跡「桜町陣屋跡」は、二宮尊徳が27年間在住した江戸時代の役所跡のこと。
国指定史跡「桜町陣屋跡」
貧乏な百姓から蛍光窓雪の努力で小田原藩に登用されるまでになった二宮尊徳の話は、昔はどこの小学校にもあった「二宮金次郎像」でご存知の方も多いと思います。
そんな二宮尊徳が、藩主の命で最初に農村の復興にあたったのが下野国桜町領…現在の栃木県二宮町だったのです。
ここで二宮尊徳は「報徳思想」と共に、後の「報徳仕法」のモデルといわれる「桜町仕法」を施して成功します。
この「報徳仕法」により、二宮町在住時に、桜川市の旧青木村の復興にも成功したのは、『いっつ・あ・さくらがわーるど』を訪れたことのある方ならご存知でしょう。
その後、尊徳は栃木県の旧今市市(現日光市)や日光市などに移り住みながら「報徳仕法」を普及していきます。
最後は旧今市市で亡くなるわけですが、没後も、村民の自主的な組織である「報徳結社」によって、報徳の教えを実践する「結社式仕法」が各地に普及していったそうです。
と、案山子から二宮尊徳へと、いつの間にか話が変わってしまいましたが、今回の「米作り体験」に使われているのが、史跡整備事業で復元された「報徳田」と呼ばれる田んぼなのです。
そして、上述の横断幕を見ればわかる通り、この事業は「桜町陣屋跡の保存と活用を考える会」という地元の団体が開催しているものでした。
それにしても、桜川市以外のことなのに、私がなぜここまで力を入れて書いたかというと、実は数ヶ月前に、この陣屋跡に併設されている「二宮尊徳資料館」を訪れたことがありまして、ビデオを見たり、職員の方から詳しくお話を伺ったからなのでした。
やっと、この記事でその時に教えてもらった知識が活かされたというわけです^^;
ここを訪れて思ったのは、なかなか周知されるまでには至っていなくても、各地で地域資源を活かした振興策を考えているんだなぁ、ということ。
でもって、桜川市も「桜川のサクラ資料館」を作ってくれないものか、と。
…無理だろうなぁ^^;
『二宮尊徳資料館』
燃やせ!! 体脂肪 「ダイエット日記」
9月28日(土)
◇ランニング:34min(5.2km)
◆体重 71.1kg (-0.3kg) 身長176cm
◇目標の68kgまであと3.1kg
この数百グラムの僅かな増減のループから抜け出せない(TДT)
こんなことを繰り返している内に残り1ヶ月になってしまったorz
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