2014年03月26日
千年の眠りから覚めた「桜源郷」…桜川のサクラへ(見どころ紹介)
2011年に特集を組んでいただいた『家庭画報』のタイトルを、そのまま使わせてもらいました。
3/18に高知からはじまったソメイヨシノ前線も、昨日東京や横浜に達し、今週末にかけて関東全域での開花が見込まれています。
山桜である「桜川のサクラ」は、ほとんどがソメイヨシノよりも遅れて開花しますが、なかには早咲きのものもあり、本日より早朝観察会と公式サイトでの開花情報の更新を始めました。
とはいえ、まだソメイヨシノすら開花していないので、“嵐の前の静けさ”の今、「桜川のサクラ」の見所をご紹介しておこうと思います。
国の「名勝」として指定を受けている地域を広げる形で整備された都市公園「磯部桜川公園」では、山桜を始め750本超の桜が見られます。
ソメイヨシノなど園芸品種もありますが、この公園の最大の見どころは500本を超える多様な山桜たち。
1本1本まったく違う個性を持っています
古くから「磯部の百色桜」と呼ばれ、多様性のある個性豊かな、名もなき実生(種から育った)の山桜がご覧いただけます。
ソメイヨシノのように一斉にすべてが開花するということはなく、4月の上旬から中旬までの2週間ほどが開花期間となっています。
花の色や形、芽(新芽)の色の違いや、匂いのある珍しいサクラなど、園芸品種と違った野生のサクラの魅力をご堪能ください。
※園内には売店や自販機など一切ありませんので、ご注意下さい。
住所:茨城県桜川市磯部
大きな地図で見る
磯部桜川公園前の県道を200mほど行ったところにある、桜川のサクラの聖地「櫻川磯部稲村神社」では、天然記念物指定種をはじめとする、貴重なサクラを見ることができます。
天然記念物種のほとんどがここにあり、他にも境内から100mほど下った神社敷地には、謡曲「櫻川」に歌われたしだれ桜の「糸桜」(エドヒガン)が、駐車場付近には『秘蔵のスゴイ桜を紹介します』で書いた「磯部桜」も見ることができます。
「磯部桜」の色の変化
開花期間は公園と同様ですが、「糸桜」はソメイヨシノと開花期がほぼ同じなので、ご覧になりたい方は4月上旬にどうぞ。
糸桜
また、境内には、開花期間中、宮司やsspのガイドボランティアが常駐し、「桜川のサクラ」の魅力についてガイドを実施しています。
お気軽に声をかけて下さい。
週末には売店も出ますので、お土産や飲食物をお求めの方もこちらでどうぞ。
住所:茨城県桜川市磯部779
HP:http://www18.ocn.ne.jp/~isobe/index.html
タイトルの『千年の眠りから覚めた「桜源郷」』とは、まさにこの高峯を形容した言葉です。
高峯は、磯部桜川公園や櫻川磯部稲村神社から北に2kmほどの平沢地区にある里山です。
誰の手も入れていない、自然に育った山桜が群生する姿は、ソメイヨシノ以前の日本人が見ていた桜の原風景。
2007年にサクラサク里プロジェクトがその魅力に気づき、荒れ放題だった里山を地元の人たちとともに少しずつ整備し、今では多くの方が訪れる山桜の名所となっています。
残念ながら展望台までの登山道である「林道平沢線」は、開花期間中自動車通行止めとなりますが、2kmほど歩いていただければ、眼下に山桜を望む絶景がご覧いただけます。
麓にはウォーキングマップや無料の駐車場も用意していますので、是非展望台まで歩いて上られることをおすすめします。
高峯の開花期間は、市街地より遅れて、平年は4月10日~20日頃が見頃となっています。
里山は一日として同じ景色がないと言って良いほど変化に富んでいて、山桜の咲き誇る頃(4/10頃)も良いですが、これが散り、さらに遅咲きの霞桜が咲く頃(4/20頃)の芽吹きもまた絶品です。
「雨巻山」 桜川市門毛から登る県道286号線沿いの景観です(地図参照)
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というわけで、桜川市の山桜の名所3カ所を紹介させていただきました。
開花情報も去年同様この3カ所を中心に更新していく予定です。
現地でのご案内は、櫻川磯部稲村神社境内に案内所を設置しておりますので、スタッフにお声掛けください。
また、電話でのお問い合わせは桜川市商工観光課までどうぞ。
桜川市商工観光課
TEL:0296-55-1159(直通)
『桜川のサクラ公式サイト』
とはいえ、まだソメイヨシノすら開花していないので、“嵐の前の静けさ”の今、「桜川のサクラ」の見所をご紹介しておこうと思います。
国の「名勝」として指定を受けている地域を広げる形で整備された都市公園「磯部桜川公園」では、山桜を始め750本超の桜が見られます。
ソメイヨシノなど園芸品種もありますが、この公園の最大の見どころは500本を超える多様な山桜たち。
1本1本まったく違う個性を持っています
古くから「磯部の百色桜」と呼ばれ、多様性のある個性豊かな、名もなき実生(種から育った)の山桜がご覧いただけます。
ソメイヨシノのように一斉にすべてが開花するということはなく、4月の上旬から中旬までの2週間ほどが開花期間となっています。
花の色や形、芽(新芽)の色の違いや、匂いのある珍しいサクラなど、園芸品種と違った野生のサクラの魅力をご堪能ください。
※園内には売店や自販機など一切ありませんので、ご注意下さい。
住所:茨城県桜川市磯部
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磯部桜川公園前の県道を200mほど行ったところにある、桜川のサクラの聖地「櫻川磯部稲村神社」では、天然記念物指定種をはじめとする、貴重なサクラを見ることができます。
天然記念物種のほとんどがここにあり、他にも境内から100mほど下った神社敷地には、謡曲「櫻川」に歌われたしだれ桜の「糸桜」(エドヒガン)が、駐車場付近には『秘蔵のスゴイ桜を紹介します』で書いた「磯部桜」も見ることができます。
「磯部桜」の色の変化
開花期間は公園と同様ですが、「糸桜」はソメイヨシノと開花期がほぼ同じなので、ご覧になりたい方は4月上旬にどうぞ。
糸桜
また、境内には、開花期間中、宮司やsspのガイドボランティアが常駐し、「桜川のサクラ」の魅力についてガイドを実施しています。
お気軽に声をかけて下さい。
週末には売店も出ますので、お土産や飲食物をお求めの方もこちらでどうぞ。
住所:茨城県桜川市磯部779
HP:http://www18.ocn.ne.jp/~isobe/index.html
タイトルの『千年の眠りから覚めた「桜源郷」』とは、まさにこの高峯を形容した言葉です。
高峯は、磯部桜川公園や櫻川磯部稲村神社から北に2kmほどの平沢地区にある里山です。
誰の手も入れていない、自然に育った山桜が群生する姿は、ソメイヨシノ以前の日本人が見ていた桜の原風景。
2007年にサクラサク里プロジェクトがその魅力に気づき、荒れ放題だった里山を地元の人たちとともに少しずつ整備し、今では多くの方が訪れる山桜の名所となっています。
残念ながら展望台までの登山道である「林道平沢線」は、開花期間中自動車通行止めとなりますが、2kmほど歩いていただければ、眼下に山桜を望む絶景がご覧いただけます。
麓にはウォーキングマップや無料の駐車場も用意していますので、是非展望台まで歩いて上られることをおすすめします。
高峯の開花期間は、市街地より遅れて、平年は4月10日~20日頃が見頃となっています。
里山は一日として同じ景色がないと言って良いほど変化に富んでいて、山桜の咲き誇る頃(4/10頃)も良いですが、これが散り、さらに遅咲きの霞桜が咲く頃(4/20頃)の芽吹きもまた絶品です。
「雨巻山」 桜川市門毛から登る県道286号線沿いの景観です(地図参照)
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というわけで、桜川市の山桜の名所3カ所を紹介させていただきました。
開花情報も去年同様この3カ所を中心に更新していく予定です。
現地でのご案内は、櫻川磯部稲村神社境内に案内所を設置しておりますので、スタッフにお声掛けください。
また、電話でのお問い合わせは桜川市商工観光課までどうぞ。
桜川市商工観光課
TEL:0296-55-1159(直通)
『桜川のサクラ公式サイト』
Posted by ug at 23:18│Comments(0)│サクラぐるひ
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