2014年06月24日
1時間に300mmという観測史上最高のゲリラ豪雨を体験してきた

いきなり画像は本日大雨の中つくば市へと向かう車内からのものですが、実はタイトルとはまったく関係ありません。
よりによって、朝から雷は鳴るわ、つくば市や石岡市に土砂災害警報は出るわの本日、つくば市にある独立行政法人防災科学研究所で、この度40年ぶりに改良されたという「大型降雨実験施設」の公開実験を体験してきたのでした。
この「大型降雨実験施設」は、山崩れや土石流、土壌侵食や都市化に伴う洪水災害の解明などの研究を行うために作られたものです。

サッカーグランドの半分ほどもある大きさの施設はなんと「移動式」」
40年前に出来た施設とはいえ、世界最大の規模と能力を有するそうで、最大1時間あたり200mmの雨を降らせることができました。
これまで日本で観測された1時間の雨量は、1982年の長崎大水害で観測された187mmが最高ですが、これを再現することの出来る施設だったというわけです。

体育館2、3個分はありそうな広さです
ちなみに、都市で排水機能の限界と言われる雨量は、1時間あたり50mmと言いますから、これの4倍近い雨が降れば「大水害」は必至でしょう。
しかし、みなさんご存じの通り、近年これを上回るような、短時間に集中して大量の雨が降る「ゲリラ豪雨」が多発するようになってきました。
日本で過去最高の短時間雨量は、2011年7月に新潟・阿賀町で観測された10分間に50mmというもので、これを1時間あたりに換算すると300mmに相当するものでした。
こうしたこれまでにない雨量の研究にも対応すべく、今回施設を改良し、1時間あたり200mm→300mmにパワーアップさせたというわけです。

散水のためのノズルがかなり大きくなっていることがわかります
さて、その実験ですが、まずは1時間あたり50mmから始まりました。
この程度では、トップ画像のような今朝の雨と変わらないだろうと思ったのですが、本日の雨量は30mm程度だったそうです。
続いて、これまでの1時間雨量で最高の187mmを体験。
さすがに、雨音で声があまり聞き取れなくなり、視界も悪く、「豪雨」という感じがしてきました。
しかし、それを遙かにしのぐ300mmの雨が待っています。
ノズルの切り替えか、一度雨が止み静かになったと思ったら、次の瞬間物凄い雨音が、われわれのいるビニールハウスのような通路をおそいました。
その映像が↓ (雨の音がスゴイので音量に注意してください)
映像の最後の方に映っていますが、みるみる芝の植えられた地面に水たまりが出来てきました。
これがアスファルトだったら完全に冠水していますね。
続いて、この雨を傘を差して直に体験してみました。
実験施設ということで安心して立っていられましたが、もしこの雨が本当に降ったら、間違いなく恐怖感を覚えるでしょうね。
あたりが真っ白になってしまって視界は悪いし、とてもこの雨の中避難しようという気持ちにもなれないでしょう。
防災科学技術研究所では、土砂災害の実験など、この施設での研究を生かして、どの時点で避難すればいいか、避難指示を出すタイミングなどをより的確に行えるようにしていく予定だそうです。
1時間あたりの降水量が50mmを超えるような非常に激しい雨が降る頻度は、昨年一年間で237回とこの30年ほどで3割ほど増えていると言います。
先週も宇都宮で、1時間に50mmの局地的豪雨があり、車が水に浸かったり、土砂崩れによる避難勧告まで出ました。
今回300mmの雨を体験して感じたのは、これほどの豪雨となると、「うちは大丈夫」なんて地域はないなということでした。
これから秋にかけて、ゲリラ豪雨の危険性はますます高くなります。
みなさんも、大雨を甘く見ずに、メールなどで情報をいち早くキャッチするなど、防災意識を高めましょうね。
FNNニュース
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00271206.html
テレ朝「ANN NEWS」 (長崎大水害の様子もわかります)
https://www.youtube.com/watch?v=xAoHHQAdrk0
『独立行政法人 防災科学技術研究所』

サッカーグランドの半分ほどもある大きさの施設はなんと「移動式」」
40年前に出来た施設とはいえ、世界最大の規模と能力を有するそうで、最大1時間あたり200mmの雨を降らせることができました。
これまで日本で観測された1時間の雨量は、1982年の長崎大水害で観測された187mmが最高ですが、これを再現することの出来る施設だったというわけです。

体育館2、3個分はありそうな広さです
ちなみに、都市で排水機能の限界と言われる雨量は、1時間あたり50mmと言いますから、これの4倍近い雨が降れば「大水害」は必至でしょう。
しかし、みなさんご存じの通り、近年これを上回るような、短時間に集中して大量の雨が降る「ゲリラ豪雨」が多発するようになってきました。
日本で過去最高の短時間雨量は、2011年7月に新潟・阿賀町で観測された10分間に50mmというもので、これを1時間あたりに換算すると300mmに相当するものでした。
こうしたこれまでにない雨量の研究にも対応すべく、今回施設を改良し、1時間あたり200mm→300mmにパワーアップさせたというわけです。

散水のためのノズルがかなり大きくなっていることがわかります
さて、その実験ですが、まずは1時間あたり50mmから始まりました。
この程度では、トップ画像のような今朝の雨と変わらないだろうと思ったのですが、本日の雨量は30mm程度だったそうです。
続いて、これまでの1時間雨量で最高の187mmを体験。
さすがに、雨音で声があまり聞き取れなくなり、視界も悪く、「豪雨」という感じがしてきました。
しかし、それを遙かにしのぐ300mmの雨が待っています。
ノズルの切り替えか、一度雨が止み静かになったと思ったら、次の瞬間物凄い雨音が、われわれのいるビニールハウスのような通路をおそいました。
その映像が↓ (雨の音がスゴイので音量に注意してください)
映像の最後の方に映っていますが、みるみる芝の植えられた地面に水たまりが出来てきました。
これがアスファルトだったら完全に冠水していますね。
続いて、この雨を傘を差して直に体験してみました。
実験施設ということで安心して立っていられましたが、もしこの雨が本当に降ったら、間違いなく恐怖感を覚えるでしょうね。
あたりが真っ白になってしまって視界は悪いし、とてもこの雨の中避難しようという気持ちにもなれないでしょう。
防災科学技術研究所では、土砂災害の実験など、この施設での研究を生かして、どの時点で避難すればいいか、避難指示を出すタイミングなどをより的確に行えるようにしていく予定だそうです。
1時間あたりの降水量が50mmを超えるような非常に激しい雨が降る頻度は、昨年一年間で237回とこの30年ほどで3割ほど増えていると言います。
先週も宇都宮で、1時間に50mmの局地的豪雨があり、車が水に浸かったり、土砂崩れによる避難勧告まで出ました。
今回300mmの雨を体験して感じたのは、これほどの豪雨となると、「うちは大丈夫」なんて地域はないなということでした。
これから秋にかけて、ゲリラ豪雨の危険性はますます高くなります。
みなさんも、大雨を甘く見ずに、メールなどで情報をいち早くキャッチするなど、防災意識を高めましょうね。
FNNニュース
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00271206.html
テレ朝「ANN NEWS」 (長崎大水害の様子もわかります)
https://www.youtube.com/watch?v=xAoHHQAdrk0
『独立行政法人 防災科学技術研究所』
Posted by ug at 23:48│Comments(1)│ざっき
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Posted by annotoLek at 2023年05月07日 16:29
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