2012年10月03日

『座右の山本夏彦』



「正直者は馬鹿をみるという言葉がきらいである。ほとんど憎んでいる」
「人前で立派なことを言う人なら、たいていうそつきである」
「教育の普及は、浮薄の普及」
「相田みつをの「にんげんだもの」を見ると私はぞっとする」
「わが国の悪口を言っている教科書なら、それは悪いに決まっている」
「汚職は国を滅ぼさないが、正義は国を滅ぼす」…..etc.

「人間というものはいやなものだなぁ」-------そう思いつつ死の間際までペンを握り続けた当代随一の毒舌翁。
似非正義を嗤い、今人の独創を戒め、古人の言に倣った賢人の金言の数々を一冊に。
                                   『座右の山本夏彦』表紙解説
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