2014年02月11日
docomoユーザーに朗報!!…「セット割引」が解禁に

『ドコモがピンチ!!…3社横並びから抜け出すのは?』を書いたと思ったら、ドコモに関する興味深いニュースが飛び込んできました。
本日の報道によると、これまで市場の独占につながるとして規制されてきた、携帯電話と自宅で使う固定通信サービスの「セット割引」を解禁する検討を総務省との間で始めるとのこと。
この固定電話+携帯電話のセット割引は、これまでau(KDDI)が、自社の光回線や子会社のケーブルテレビに加入する家庭に対して、スマホの通信料を1人あたり月額1410円割引するサービスを展開しています(トップ画像)
ソフトバンクでも、家庭向けのプロバイダー契約である「Yahoo! BB ホワイトプラン」と、ソフトバンク携帯のセット割引を行っており、毎月最大で1990円の割引が受けられます。

NTTがこれまでこうしたセット割引を提供できなかったのは、民営化された85年時点では国内の固定電話を独占していたため、携帯電話とのセットで顧客を囲い込むことは、市場の独占につながるとされ電気通信事業法で禁止されていたからなのです。
しかし、私も何度もここで書いてきましたが、13年の携帯の加入契約増加数では、ドコモは完全にKDDIとソフトバンクに引き離されており、市場シェアも4割近くにまで落ち込んでいます。

携帯電話、PHSの市場シェアの推移 ※2013年は9月時点
NTTの固定電話のシェアも、セット割引で攻勢を仕掛けるauなどに押され、現在は7割にまで落ちてきたこともあり、業績不振の一因がこのセット割引の有無にあると、NTTグループが総務省に解禁を求めていたのでした。
報道によれば、総務省はNTTへのセット割引の解禁などを検討するため、2月中に有識者検討会を設置する見込みで、来年2015年の通常国会に電気通信事業法の改正案を提出する見通しとのこと。
解禁になれば、NTT東日本・西日本とドコモとの一体営業も可能になるそうです。

さて、ドコモユーザーにとってのメリットですが…
もちろん「セット割引」で料金が安くなることは当たり前ですが、実はそれだけではありません。
例えば光回線に接続したテレビで見ていた映画の続きを外出先でスマホで楽しむ…というようなフレッツ光のサービスとスマホの連携で、新たなサービスが生まれることも考えられるわけです。
ただし、au(KDDI)やソフトバンクも解禁の動きを黙って見過ごすわけもなく、容認の見返りに、これまで2社が求めてきたNTTの光ファイバー網の開放を迫るだろうと予想されています。
果たしてこれでドコモの業績回復がなるのか…
もし、光ファイバー網の開放なんてことになれば、ドコモの携帯回線だけでなく、固定電話回線のシェアまで奪われてしまう可能性もあるわけで、やはり法的な問題よりも、その後の製品の質やサービスの向上なくしては復活はないのではないかと思います。
いずれにせよ、フレッツ光とドコモユーザーの私としては、一日も早く「セット割引」が開始されることはもちろん、NTTと一体となって営業することでauやソフトバンクに負けない新たな魅力が生まれることを期待しています。

ソフトバンクでも、家庭向けのプロバイダー契約である「Yahoo! BB ホワイトプラン」と、ソフトバンク携帯のセット割引を行っており、毎月最大で1990円の割引が受けられます。

NTTがこれまでこうしたセット割引を提供できなかったのは、民営化された85年時点では国内の固定電話を独占していたため、携帯電話とのセットで顧客を囲い込むことは、市場の独占につながるとされ電気通信事業法で禁止されていたからなのです。
しかし、私も何度もここで書いてきましたが、13年の携帯の加入契約増加数では、ドコモは完全にKDDIとソフトバンクに引き離されており、市場シェアも4割近くにまで落ち込んでいます。

携帯電話、PHSの市場シェアの推移 ※2013年は9月時点
NTTの固定電話のシェアも、セット割引で攻勢を仕掛けるauなどに押され、現在は7割にまで落ちてきたこともあり、業績不振の一因がこのセット割引の有無にあると、NTTグループが総務省に解禁を求めていたのでした。
報道によれば、総務省はNTTへのセット割引の解禁などを検討するため、2月中に有識者検討会を設置する見込みで、来年2015年の通常国会に電気通信事業法の改正案を提出する見通しとのこと。
解禁になれば、NTT東日本・西日本とドコモとの一体営業も可能になるそうです。

さて、ドコモユーザーにとってのメリットですが…
もちろん「セット割引」で料金が安くなることは当たり前ですが、実はそれだけではありません。
例えば光回線に接続したテレビで見ていた映画の続きを外出先でスマホで楽しむ…というようなフレッツ光のサービスとスマホの連携で、新たなサービスが生まれることも考えられるわけです。
ただし、au(KDDI)やソフトバンクも解禁の動きを黙って見過ごすわけもなく、容認の見返りに、これまで2社が求めてきたNTTの光ファイバー網の開放を迫るだろうと予想されています。
果たしてこれでドコモの業績回復がなるのか…
もし、光ファイバー網の開放なんてことになれば、ドコモの携帯回線だけでなく、固定電話回線のシェアまで奪われてしまう可能性もあるわけで、やはり法的な問題よりも、その後の製品の質やサービスの向上なくしては復活はないのではないかと思います。
いずれにせよ、フレッツ光とドコモユーザーの私としては、一日も早く「セット割引」が開始されることはもちろん、NTTと一体となって営業することでauやソフトバンクに負けない新たな魅力が生まれることを期待しています。

Posted by ug at 03:22│Comments(4)│すまほ
この記事へのコメント
待ってました!
Posted by 通りすがり at 2014年04月14日 11:42
auやSBがドコモのセット割に猛反対してますが、自分としてはドコモのセット割には大賛成ですね。総務省もau・SBが行っているセット割を廃止するか、ドコモのセット割を認めるかの二者択一を迫ればいいと思います。
Posted by ブロンンズ at 2014年04月14日 13:38
>>ブロンンズさん
ここまでdocomoがシェアを落としてしまっては、不公平な制度はもう取っ払わないとダメでしょうね。
でも、NTTもそうですが、docomoが半官半民のような体質を脱することが出来ていないことも問題かもしれません。
絶対通信料金はもっと安くできるはずなんですよ。
先日docomoが新定額料金の発表をしましたが、遅すぎるくらいです。
ありがとうございました。
ここまでdocomoがシェアを落としてしまっては、不公平な制度はもう取っ払わないとダメでしょうね。
でも、NTTもそうですが、docomoが半官半民のような体質を脱することが出来ていないことも問題かもしれません。
絶対通信料金はもっと安くできるはずなんですよ。
先日docomoが新定額料金の発表をしましたが、遅すぎるくらいです。
ありがとうございました。
Posted by ug
at 2014年04月14日 21:25

>>通りすがりさん
セット割&音声通信定額は「待ってました!」というより「待ちくたびれました」かもしれません^^;
ありがとうございました。
セット割&音声通信定額は「待ってました!」というより「待ちくたびれました」かもしれません^^;
ありがとうございました。
Posted by ug
at 2014年04月14日 21:27

コメントフォーム