↑は先日都内での仕事に向かう電車の中で見かけた中吊り広告です。

ちょうど、TXの車内で(docomoのスマホから)メールを送ろうとして「送信できませんでした」が続いた後だったので、見出しの「どう~した!?ドコモ」が私の心境そのままで苦笑してしまいました。
最近上司も「『メール問い合わせ』をしないと、半日遅れでメールが届いたりする。もうdocomoのスマホは解約してしまおうかな?」というようなことを話していまして、あらためてdocomoの「つながりにくさNo.1」を肌身に感じています。



そんな『週間ダイヤモンド』の記事は、最近のドコモの失速の原因について、多方面から検証しています。

それぞれ興味深い記事ではありますが、一般人の私としては単純に「他社同様につながって、なおかつ安ければ良い」わけで、その辺の記事を中心に読ませてもらいました。

それによると、やはりドコモはソフトバンクに劣勢を強いられているようです。

「つながりやすさNo.1」を目指したソフトバンクは、スマホのアプリを通じて、携帯電話の接続情報(月間10億件!!)を収集分析して電波改善に活用してきたのに対し、ドコモは無借金経営ということもあってか、「競争に負けているという認識すらない」現状とのこと。

NTT時代からのユニバーサルサービスのなごりか、山間部には強いらしいですが、都市部では完全に他社に負けている状態だそうです。

最近は「つながりやすさ」の実測データを各メディアが報じていますが、概ねauがトップで、続いてsoftbank、最下位がドコモという構図になっています。

この辺については、私も『iPhone発売もdocomoひとり負け』『ここでも最下位!!…iPhone5s/5cつながりやすさ満足度』に書きました。

結果として、2013年度上期の業績を見ても、ついにドコモはソフトバンクに抜かれてしまったというわけです。



「どの角度からもドコモを抜いた」と、孫正義社長が高らかに宣言したのは記憶に新しいところです。




しかしながら、最近はスマホの普及もあって、単純に「つながりやすさ」を競う時代は終わり、上述の実測データも「通信速度」を競う時代になっています。

また、各社ともLTEの人口カバー率を謳うようになってきまして、au(KDDI)では、いよいよ今年の3月までに99%の実人口カバー率を達成できる見通しがたったと発表しました。



しかしこれ、「実人口カバー率」の基準というものが定まっておらず、各社各様の算定基準となっているので注意が必要です。



↑の図解の通り、ドコモは総務省の規定する「人口カバー率」で算出しており、「当該市・区役所、町・村役場付近で利用可能であれば、当該市区町村においてカバーされている」としています。

対するSoftBankとauでは「メッシュ法」を採用した「実人口カバー率」というものを使って公表しているのですが、2社でもその基準が違っています。

softbankでは、500m四方のある一定の世帯数(比率は非公開)をカバーしていなければカバーエリアと呼ばないのに対し、auでは500m四方の一世帯でもカバーしていれば、そのエリアはカバーしたとみなしているのです。

「99%の実人口カバー率」を謳うauの算定基準は相当甘いというわけです。

結果、各社が昨年末時点で公表している人口カバー率は、「ドコモ75%、ソフトバンク91%、KDDI96%」となっています。




実はau(KDDI)がLTEの普及を急ぐのには、大きな理由があります。

それは、現在音声通話に使われている3Gの通信方式です。

auの採用する「CDMA2000」と呼ばれる通信方式では、データ通信と音声通話が同時にできないのです。



このため、例えばパソコンを無線LAN経由でスマホにつなげて通信させる「テザリング」を行っている時に、もし電話がかかってくると通信が途切れてしまい、通話が終わるまで再開できません。

ドコモやソフトバンクが使っている「W-CDMA」では、これが同時にできるのです。

いわばauにとって、3Gの「CDMA2000」は“負の遺産”であり、早々にこの通信方式から離れたいという思惑があるのです。




そこで、au(KDDI)は、これまで音声通話ができずデータ通信専用だったLTEに代わる「VoLTE(ボルテ)」という新たな仕組みの導入を目指しています。

たぶんみなさんわかると思いますが、「VoLTE」は「Voice」と「LTE」の造語です。

「VoLTE」を使うと、音声通話の際3Gに切り替える必要がなくなり、エリア内では常時LTEだけで接続できるようになります。

もちろん、通信しながらの音声通話も可能です。

このVoLTEが導入されれば、われわれユーザーには2つのメリットが考えられます。

1つめは「通話料の値下げ」です。

家庭のアナログ電話を、光ファイバー回線経由の「ひかり電話」などに切り替えると、通話料を大幅に下げられますが、それと同じことがスマートフォンでも起こる可能性があるのです。

月々数百円の定額で話し放題というようなことも考えられるかもしれません。

2つめは、スマホの「本体価格の低価格化」です。

VoLTEのサービスが始まって、LTEで全国をカバーできるようになれば、わざわざ音声通話用の3G(CDMA2000)の回路を積む必要がなくなります。

3G通信機能をもたないスマホが登場すれば、部品が減るだけでなく、デザインや設計も容易となるので、本体価格が安くなることが期待できるというわけです。

実はこのVoLTEはドコモも今年導入すると見られており、au(KDDI)も↑の「99%達成」を期に導入に踏み切るのではないかと噂されています。


さて、「ど~なる!?ドコモ」から、つい話しが逸れてしまいましたが、『週刊ダイヤモンド』によれば、ドコモの復活は個人相手のビジネスにはもはやなく、勝機があるとするならば、機械と機械を結ぶ通信、M2M(マシン・トゥ・マシン)の世界にあると言います。

自動販売機や自動車、ゲーム機といったものに通信回線サービスを提供する、法人を対象としたサービス中心に移行すべきだという提言です。

iPhoneの発売もあって、3社横並びの様相を呈する今、果たしてどのキャリアが抜け出すのか?

ドコモやソフトバンクが、本体の海外調達にシフトする中で、auはファブレットや曲面ディスプレイのGフレックスなど独自の製品開発を行い、他社との「差別化」を鮮明にしています。


6インチ曲面ディスプレーのG Flex LGL23

来年3月の発売を目指した“隠し玉”と呼ばれる「ファイアフォックスOS」搭載のスマホも開発中のようですので、しばらくはauが台風の目になりそうです。


A・U・F・L au未来研究所のサイト

…ドコモも頑張れ!!

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