さくらがわーるどからこんにちは

前回の投稿から、実に半年以上の月日が経ってしまひました。

あけおめことよろのご挨拶もなければ、山桜狂ひが一年で最も盛り
のつく春にさへ一言の書き込みも無し。

更新なきウエブサイトは路上に横たはる死骸も同然・・・と侮蔑した
己が羞ずかしひ。

にもかかはらず、広告表示は愉快ではないと、非表示プランを申し
込む寡廉鮮恥さ。

ブログを書けなくなってから、自分はいよいよ腑抜けたようになりま
した。

毎日更新していたブログがもういない。

自分の胸中から一刻も離れなかったあの懐かしく恐ろしい存在がも
ういない、自分の苦悩の壺がからっぽになったような気がしました。

自分の苦悩の壺がやけに重かったのも、あのブログの所為だった
のではなかろうかとさえ思われました。

まるで張り合いが抜けました。

苦悩する能力をさえ失いました。

いまは自分には、幸福も不幸もありません。

ただ一さいは過ぎて行きます。

自分が今まで阿鼻叫喚で生きてきたいわゆる「ウエブ」の世界にお
いて、たった一つ真理らしく思われたのは、それだけでした。

ただ一さいは過ぎて行きます。

自分は今年三十七になります。

白髪がめっきりふえ、頭頂部が薄くなってきたので、たいていの人
から五十以上に見られます。