2013年10月25日
Halloweenは「ぼうじぼっくり」ソックリだった
先週は「2014手帳戦線」のことで頭がいっぱいで、他の記事を書く余裕がまったくありませんでした。
好きなものにはどうしても力が入りすぎてしまい、あれもこれもと次々に紹介したい手帳が出てきて、終わりが見えません^^;
さすがに疲れてきたので、手帳は一段落ということにし、本日は気分転換に同じく“今が旬”のハロウィンについて書いてみます。
10月に入って、あちこちのお店でHalloweeen関連の商品や飾り付けを見るようになりました。
相当手の込んだディスプレーですが、なんとこれ、純和風割烹料理店の小上がりです^^;
当初は、あのカボチャをくりぬいた「Jack-o'-lantern」にも「なにコレ?」だった日本ですが、今ではクリスマスに次ぐ“洋式行事ディスプレー”として定着してしまいました。
量販店のハロウィンコーナーは年々規模を拡大しています
しかし、いまだに「Halloweenとは一体なんなのだ?」という人も多いんじゃないでしょうか?
調べてみると、古代ローマ時代に、“ガリア人”と呼ばれていたケルト民族の宗教的儀式が起源とされていまして、収穫を祝ったり、悪霊を追い払うお祭りだったらしいです。
当時は10月31日の夜に死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていたそうで、同じくこの時期に現れると言われていた悪霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていたそう。
しかし、時代と共に宗教色が薄れてくると、魔女やお化けに仮装した子供達が近くの家を1軒ずつ訪ねて「トリック・オア・トリート(Trick or treat. ご馳走をくれないと悪戯するよ)」と唱えてお菓子をもらい、そのお菓子でパーティーを開いたりする“イベント”として定着してしまったようです。
Halloweenを祝う国としては、ケルト系の言語の残るアイルランドや、イギリスを筆頭に、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、そしてオーストラリアの一部に広がっているそうですが、アメリカの一部キリスト教系の学校では、キリスト教由来の行事ではないことか禁止しているところもあるそうです。
“八百万の神が棲まう国”日本としては、クリスマスの例を出すまでもなく、宗教的なことなどまったく関係なしに、単なる「西洋のイベント」として受け入れられているのは言うまでもありません。
日本ではまだまだ「ディスプレーを楽しむ」がメインでしょうか
そんな現代のHalloweenを見て思ったのは、これって日本の「ぼうじぼっくり」(地域によっては「ぼうじぼう」と呼ぶ)そのものじゃないかということです。
「ぼうじぼっくりってなに!?」という方も多いでしょうが、確かにネットで調べてもほとんど出てきません。
簡単に解説すると、旧暦8月15日、または9月13日に行われる行事で、「ぼうじぼう」と呼ばれる藁で作った棒(鉄砲という説も)を手に持った子どもたちが、これで地面を叩きながら「ぼうじぼっくり山芋~♪」と歌いながら各家を回るというもの。
元々はHalloween同様、月見のお団子などをもらうためものでしたが、現代ではなんと現金をもらうイベントになっています。
子どもたちにとってこんなに美味しいイベントはないわけで、だからでしょう(私の住む地域では行っていませんが)、桜川市でもいまだに子どもたちの間で連綿と受け継がれているようです。
なんと「ぼうじぼう」の作り方動画がありました!!
一説によると<「ぼうじぼっくり」は100年を超える歴史を持つそうで、これが行われている地域が茨城や栃木くらいにしか見あたらないことからしても、決してHalloweenのモノマネでないことは確かです。
そんなわけで、仮装こそしませんが、子どもたちが各家を回ってお菓子(団子)をもらって歩く…という行為だけを見れば、「Halloween」も「ぼうじぼっくり」もまったく同じだったというわけです。
日本にもHalloweenはあったんですよ。
以前テレビで見たのですが、他県でも子どもたちが地域の家のお供え物を盗む(もらう?)という、似たような行事がありました。
全国を探せば、似たような行事は結構あるんじゃないでしょうか?
Jack-o'-lanternや西洋オバケも良いですが、なんでも西洋のマネばかりじゃなくて、国内のこうした隠れたイベントを、もう少しショーアップして楽しめないものかなぁ、と思う今日この頃です。
10月に入って、あちこちのお店でHalloweeen関連の商品や飾り付けを見るようになりました。
相当手の込んだディスプレーですが、なんとこれ、純和風割烹料理店の小上がりです^^;
当初は、あのカボチャをくりぬいた「Jack-o'-lantern」にも「なにコレ?」だった日本ですが、今ではクリスマスに次ぐ“洋式行事ディスプレー”として定着してしまいました。
量販店のハロウィンコーナーは年々規模を拡大しています
しかし、いまだに「Halloweenとは一体なんなのだ?」という人も多いんじゃないでしょうか?
調べてみると、古代ローマ時代に、“ガリア人”と呼ばれていたケルト民族の宗教的儀式が起源とされていまして、収穫を祝ったり、悪霊を追い払うお祭りだったらしいです。
当時は10月31日の夜に死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていたそうで、同じくこの時期に現れると言われていた悪霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていたそう。
しかし、時代と共に宗教色が薄れてくると、魔女やお化けに仮装した子供達が近くの家を1軒ずつ訪ねて「トリック・オア・トリート(Trick or treat. ご馳走をくれないと悪戯するよ)」と唱えてお菓子をもらい、そのお菓子でパーティーを開いたりする“イベント”として定着してしまったようです。
Halloweenを祝う国としては、ケルト系の言語の残るアイルランドや、イギリスを筆頭に、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、そしてオーストラリアの一部に広がっているそうですが、アメリカの一部キリスト教系の学校では、キリスト教由来の行事ではないことか禁止しているところもあるそうです。
“八百万の神が棲まう国”日本としては、クリスマスの例を出すまでもなく、宗教的なことなどまったく関係なしに、単なる「西洋のイベント」として受け入れられているのは言うまでもありません。
日本ではまだまだ「ディスプレーを楽しむ」がメインでしょうか
そんな現代のHalloweenを見て思ったのは、これって日本の「ぼうじぼっくり」(地域によっては「ぼうじぼう」と呼ぶ)そのものじゃないかということです。
「ぼうじぼっくりってなに!?」という方も多いでしょうが、確かにネットで調べてもほとんど出てきません。
簡単に解説すると、旧暦8月15日、または9月13日に行われる行事で、「ぼうじぼう」と呼ばれる藁で作った棒(鉄砲という説も)を手に持った子どもたちが、これで地面を叩きながら「ぼうじぼっくり山芋~♪」と歌いながら各家を回るというもの。
元々はHalloween同様、月見のお団子などをもらうためものでしたが、現代ではなんと現金をもらうイベントになっています。
子どもたちにとってこんなに美味しいイベントはないわけで、だからでしょう(私の住む地域では行っていませんが)、桜川市でもいまだに子どもたちの間で連綿と受け継がれているようです。
なんと「ぼうじぼう」の作り方動画がありました!!
一説によると<「ぼうじぼっくり」は100年を超える歴史を持つそうで、これが行われている地域が茨城や栃木くらいにしか見あたらないことからしても、決してHalloweenのモノマネでないことは確かです。
そんなわけで、仮装こそしませんが、子どもたちが各家を回ってお菓子(団子)をもらって歩く…という行為だけを見れば、「Halloween」も「ぼうじぼっくり」もまったく同じだったというわけです。
日本にもHalloweenはあったんですよ。
以前テレビで見たのですが、他県でも子どもたちが地域の家のお供え物を盗む(もらう?)という、似たような行事がありました。
全国を探せば、似たような行事は結構あるんじゃないでしょうか?
Jack-o'-lanternや西洋オバケも良いですが、なんでも西洋のマネばかりじゃなくて、国内のこうした隠れたイベントを、もう少しショーアップして楽しめないものかなぁ、と思う今日この頃です。
Posted by ug at 23:15│Comments(0)│ざっき
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