2014年07月25日
デジタル式ローロデックス?…名刺管理ガジェット「メックル」

人と会う仕事をしている者にとって、名刺管理は悩みの種。
日々増え続ける名刺をデータ化して管理するために、文字認識(OCR)機能を使ったアプリも現在数多く出回っています。
データ化してしまえば場所はとらないし、検索が楽な上に、宛名印刷に使えたりとメリットはたくさんあります。
しかし、これを手作業で入力するとなると、それが仕事になってしまうくらい時間を取られてしまいます。
OCRでだいぶ楽になったとはいえ、名刺のデザインや配置は千差万別。
正確に文字を読み取っているかどうかだけでなく、社名や役職などの属性が正しく認識されているかなど、確認や修正の作業の手間もバカになりません。
また、最近は顔写真や似顔絵の他に、気の利いたコメントなどの入った名刺も多く、デザインや社名ロゴなど、一目でそれとわかる名刺などは、データ化することよってその個性が失われてしまいます。

名刺管理と言えば昔は、いや、今でも名刺をそのまま整理できる、ローロデックスを愛用している方も多いのではないでしょうか?
映画やドラマにもよく登場する、昔のパタパタ時計のようにダイアルを回して名刺を探し出すあれ(↓)です。

ローロデックス600枚用
持ち歩きには向きませんが、インデックス付きで最大600枚まで管理できる1938年発売のこの回転式名刺整理機は、デジタルにはない大きな魅力を持っています。
とはいえ、600枚程度のホルダーではとても全ての名刺を整理できるわけもなく、結果3つも4つも机の上に置かなければなりません。
ローロデックスの使い勝手を維持しつつ、もっと大量の名刺を整理できる製品はないものか…
という方にオススメなのが、今月11日に発売となったキングジムの「メックル」です。

コンパクトな本体ですが、1台で片面約5000枚(両面約2500枚)まで記録でき、本体に名刺を差し込むと、1枚3秒~6秒で読み取りが可能となっています。
こうして読み取ったデータは、画像として表示されます。
画像なので、単体では会社名や人名でのキーワード検索はできませんが、あかさたな…のインデックスが用意され、良く使う名刺を「お気に入り」登録できるようになっています。
そして、本体脇のダイヤルをくるくる回せば、次々に名刺が現れるという仕組み。
まさにローロデックスの使い勝手そのままです。

アプリを使っているような方には機能不足かもしれませんが、名刺データから宛名印刷をすることもなく、必要なときに必要な名刺が見つかればいい、という方にとっては、こちらの方がシンプルで手軽ではないでしょうか。
とはいえ、やはりテキストとしてデータ化もしたいという方は、パソコンとUSB接続し、製品サイトで無償配布される専用アプリ「DA-1」を使えば、メックルのデータをパソコン上で管理することもできます。
DA-1には、OCR機能で画像から文字データを取り出してテキスト化(メックル側のデータには反映されません)できたり、エクセルやCSV形式でエクスポートしたりといった機能もあります。
デスクでは紙ベースのような扱いをし、外出時はデータで持ち運ぶ…といった使い分けも出来るというわけです。
「MEQQLU」の使い方をもっと知りたい方は、是非動画でご確認ください。
キングジム「MEQQLU」MQ10 本体価格¥27,000(税抜き)

メックルで紹介したアプリ「DA-1」は、キングジムの他の名刺整理製品との連動も可能です。
その中でも、持ち運ぶ…でいえば、同社のデジタル名刺ホルダー「PITREC」はなかなかの優れもの。

外出先でも、名刺サイズの本体に内蔵されたカメラにより、その場で名刺の読み取り・答録が可能となっています。
詳しくは動画をごらんいただくとして、確かに「名刺はすべて、これ一台」のコピーが頷ける機能を備えています。
キングジム「PITREC」DNH11 本体価格¥26,000(税抜き)
というわけで、最近発売になった名刺管理ガジェットをご紹介してみましたが、冒頭書いたように、無料の名刺管理アプリが多数出回り、Evernoteなどクラウドでの管理も可能になった今、ややアナログ感の残る「メックル」はかえって新鮮に映ります。
とはいえ、ローロデックス4台分に相当する3万円弱を出費しても欲しいと思える機能なのかどうか…
デスク周りの小物としてみると、ローロデックスほどの存在感はないかもしれませんが、私は是非置いてみたいなぁ、と思っています。
しかし、これを手作業で入力するとなると、それが仕事になってしまうくらい時間を取られてしまいます。
OCRでだいぶ楽になったとはいえ、名刺のデザインや配置は千差万別。
正確に文字を読み取っているかどうかだけでなく、社名や役職などの属性が正しく認識されているかなど、確認や修正の作業の手間もバカになりません。
また、最近は顔写真や似顔絵の他に、気の利いたコメントなどの入った名刺も多く、デザインや社名ロゴなど、一目でそれとわかる名刺などは、データ化することよってその個性が失われてしまいます。

名刺管理と言えば昔は、いや、今でも名刺をそのまま整理できる、ローロデックスを愛用している方も多いのではないでしょうか?
映画やドラマにもよく登場する、昔のパタパタ時計のようにダイアルを回して名刺を探し出すあれ(↓)です。

ローロデックス600枚用
持ち歩きには向きませんが、インデックス付きで最大600枚まで管理できる1938年発売のこの回転式名刺整理機は、デジタルにはない大きな魅力を持っています。
とはいえ、600枚程度のホルダーではとても全ての名刺を整理できるわけもなく、結果3つも4つも机の上に置かなければなりません。
ローロデックスの使い勝手を維持しつつ、もっと大量の名刺を整理できる製品はないものか…
という方にオススメなのが、今月11日に発売となったキングジムの「メックル」です。

コンパクトな本体ですが、1台で片面約5000枚(両面約2500枚)まで記録でき、本体に名刺を差し込むと、1枚3秒~6秒で読み取りが可能となっています。
こうして読み取ったデータは、画像として表示されます。
画像なので、単体では会社名や人名でのキーワード検索はできませんが、あかさたな…のインデックスが用意され、良く使う名刺を「お気に入り」登録できるようになっています。
そして、本体脇のダイヤルをくるくる回せば、次々に名刺が現れるという仕組み。
まさにローロデックスの使い勝手そのままです。

アプリを使っているような方には機能不足かもしれませんが、名刺データから宛名印刷をすることもなく、必要なときに必要な名刺が見つかればいい、という方にとっては、こちらの方がシンプルで手軽ではないでしょうか。
とはいえ、やはりテキストとしてデータ化もしたいという方は、パソコンとUSB接続し、製品サイトで無償配布される専用アプリ「DA-1」を使えば、メックルのデータをパソコン上で管理することもできます。
DA-1には、OCR機能で画像から文字データを取り出してテキスト化(メックル側のデータには反映されません)できたり、エクセルやCSV形式でエクスポートしたりといった機能もあります。
デスクでは紙ベースのような扱いをし、外出時はデータで持ち運ぶ…といった使い分けも出来るというわけです。
「MEQQLU」の使い方をもっと知りたい方は、是非動画でご確認ください。
キングジム「MEQQLU」MQ10 本体価格¥27,000(税抜き)

メックルで紹介したアプリ「DA-1」は、キングジムの他の名刺整理製品との連動も可能です。
その中でも、持ち運ぶ…でいえば、同社のデジタル名刺ホルダー「PITREC」はなかなかの優れもの。

外出先でも、名刺サイズの本体に内蔵されたカメラにより、その場で名刺の読み取り・答録が可能となっています。
詳しくは動画をごらんいただくとして、確かに「名刺はすべて、これ一台」のコピーが頷ける機能を備えています。
キングジム「PITREC」DNH11 本体価格¥26,000(税抜き)
というわけで、最近発売になった名刺管理ガジェットをご紹介してみましたが、冒頭書いたように、無料の名刺管理アプリが多数出回り、Evernoteなどクラウドでの管理も可能になった今、ややアナログ感の残る「メックル」はかえって新鮮に映ります。
とはいえ、ローロデックス4台分に相当する3万円弱を出費しても欲しいと思える機能なのかどうか…
デスク周りの小物としてみると、ローロデックスほどの存在感はないかもしれませんが、私は是非置いてみたいなぁ、と思っています。
Posted by ug at 23:00│Comments(0)│ざっき
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