2013年05月06日
「弘前桜まつり」リポート(ホスピタリティ編)
引き続き「弘前桜まつり」のご報告です。
今回は、観光客の受け入れ体制にスポットを当てて紹介してみたいと思います。
感想から先に言うと、「東北三大桜の名所」と言われますが、ここ弘前公園の「桜まつり」の規模は、他の2県と比較してもダントツ飛び抜けていました。
これには、市内中心部にある広大な都市公園での開催ということもあるでしょうが、弘前が夏の「弘前ねぷたまつり」はじめ、四季折々にまつりを開催している、言ってみれば“まつり慣れ”した土地だからということもあると思います。
まぁ、やはり「観光地」ですよ。
まさに“市を挙げての”桜まつりであることは、その設備の大きさや、関係者の数を見るだけで充分伝わってきました。
何せ期間中は、臨時交番はもちろん、郵便局の臨時出張所やFN放送局まで開設されているのです。
手前が臨時交番 奥は桜まつり本部
郵便局の臨時出張所
FM APPLE WAVEのブース
園内はWiFiスポットになっているし、ライトアップのために凄い数の照明が設置されています。
園内の数ヶ所にWiFiアンテナが立っていました
桜を見せるための演出も各所に用意されており、また、桜の咲いていない時でも楽しんでもらえるような仕掛けが随所に見られました。
これはと思う桜には駒札が立てられています
「日本最古のソメイヨシノ」の満開時の写真看板
ビューポイントには同様の看板があり、いつでも満開の状態が見られます
貸しゴザも用意されています(1日¥400)
これはまた後程報告したいと思っていますが、なんと言っても屋台の数が半端ないです。
これはほんの一角
数百軒はあるだろう多種多彩な屋台は、この桜まつりのもう一つの楽しみといって間違いないでしょう。
ここに来れば「花より団子」も頷けます。
ホスピタリティという部分では、ボランティアガイドはもちろん、車いすの介助ボランティアの方たちまでいて、まさに至れり尽くせりといった感じです。
「弘前観光ボランティアの会」のブース
桜の案内だけではなく弘前城や周辺の案内をしてくれます
ガイドしているのはリタイア世代の方達のようです
社協「車いす応援隊」が行っている車いす介助ボランティア
広い園内だからでしょう、立派な迷子の待合所までありました。
案内所兼迷子待合所
お茶の無料接待所
われわれは早朝に訪れたため、これらの施設がまだほとんど開いていない時間にぐるっと一周したわけですが、それでも3時間近く掛かりました。
これが最盛期の混雑の中、ビューポイントをゆっくり見たり、屋台での飲食や遊びを楽しんだりしていたら、あっという間に一日が過ぎてしまうことでしょう。
公園を出ても、イベント広場があったり、それこそ一日では遊び足りなくなるかも知れません。
公園前の広場で行われていたイベント
というわけで、今回は主に観光客の受け入れ体制について報告してみたわけですが、日本一を謳うだけあって「たかが10日間のためにここまでやるか!?」と、観光地の底力をまざまざと見せつけられた感じです。
ただ、これはソメイヨシノの花見を象徴する「桜まつり」で、われわれがこれをすべて真似することは出来ないでしょうし、することもないでしょう。
しかし、桜を見せる方向性は違っても、ホスピタリティの部分では見習うべきところばかりで、大変勉強になったし、刺激になった一日でした。
『弘前公園総合情報サイト』
『弘前観光コンベンション』
Posted by ug at 09:00│Comments(0)│サクラぐるひ
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