2014年08月12日
なめんなよ♡いばらき…『茨城のおきて』を個人的に検証してみた
著者は、「茨城県地位向上委員会」となっておりまして、茨城出身の10名ほどのライターが執筆しています。
この手の本は、茨城王のもの以外あまり読まない私ですが、パラパラとめくったところ、世代間ギャップなのか、地域間ギャップなのか「むむ?」な部分が結構見つかったので、これは検証しないわけにはいかないと購入して参りました。
そんな「50のおきて」の中から、「むむ?」なものをビックアップして私なりの検証を加えてみようと思います。

正直、くめ納豆派、おかめ納豆派、というような括りは聞いたことがないですねぇ。
それよりも、「大粒」派か、「ひきわり」派か、はたまた「しょぼろ納豆」派かといった、納豆自体へのこだわりの方が強いのではないでしょうか。
とはいえ、そもそも茨城は納豆発祥の地でもないし、消費日本一ということもなく、ことさら茨城県民が納豆にこだわっているとは思えません。
ただ「しょぼろ納豆」は、茨城周辺でしか見られないようです。
信憑性:★★☆
「ジョイ本」とは、大型ホームセンター「ジョイフル本田」のことです。
実はこの「ジョイフル本田」ですが、県内には、荒川沖店、古河店、守谷店、ニューポートひたちなか店の4店舗しかなく、千葉の6店舗よりも少なかったりします。
ホームセンターとして、より地域に根ざしているのは、県内全域をカバーする、やや規模の小さな兄弟店「ジョイフル山新」や、栃木発祥の「カインズホーム」ではないかと思います。
ショッピングは…ということで言えば、現在はイオンをはじめとするショッピングモールがあちこちに出来ているので、現代の若者には通用しない感覚ではないでしょうか。
信憑性:★☆☆
確かに最近はのれん分けと思われるお店以外でも、スタミナラーメンの看板を多く見かけるようになってきました。
私としてはご当地ラーメンとして、かなりのポテンシャルを持っていると思っています。
著者は、スタミナラーメンについては詳しくなさそうで、水戸の人間は「どこの店が美味しいとかは特に知らない」などという、やや偏見に満ちた解説が掲載されています。
よって当然「松五郎」の名前も出てきません。
ただし、私もまだまだスタミナラーメンが「茨城のおきて」レベルではないとは感じます。
信憑性 ★☆☆
これは、いずれも茨城の“一部の”おきてでしょう。
特に「珍来」は、つくば市を中心とする県南地域に展開されているチェーンであり、県北・県央・鹿行(ろっこう)地域では見かけません。
また系列がいくつにも分かれ、最近は「茨珍麺飯食堂」に鞍替えした店が多いように思います。
県西境町発祥の「ばんどう太郎」も、県北を除きほぼ県内全域に店舗展開はしているものの、うどんを中心とした和食レストランで、「ファミレス」としては「COCO'S」に大きく水をあけられているように思います。
それよりも、ライバルは同じ県西岩井(現坂東市)発祥の「すぎのや」で、店舗の作りも似ているので、私もよく間違えます。
信憑性 ★☆☆
これはちょっと年代が古いんじゃないでしょうか?
現在おじいちゃんおばあちゃんと呼ばれる世代の方は「ソウルフード」だったかもしれませんが、現代ではほとんど家庭で見かけることのなくなったお菓子です。
同様に水戸の銘菓には「水戸の梅」などもありますが、お土産としても昔日の勢いはありません。
信憑性 ★☆☆

ツッコミばかりではいけないので、たまには肯定の意見も。
確かにこの「県民体操」は、茨城県民なら誰もが知る体操ではないでしょうか。
ラジオ体操の軽快なピアノの伴奏と違い、低音の管楽器による伴奏がマイナーで重く、後半の天突き運動と言われる、しゃがんだ姿勢から伸び上がりながら腕を突き上げる動き(これが結構キツイ)など、ラジオ体操と比べて洗練されていない感じがしました。
ちなみに本書でも解説されていますが、ラジオ体操を作ったのが茨城県出身の遠山喜一郎という人で、県民体操もこの方が作ったものです。
実は県民体操は各県に存在するそうですが、学校などで教えているのは茨城だけなので、他県の人で県民体操を知っている人は少なく、そのため珍しく思われるようです。
『茨城県民体操』YouTube
信憑性 ★★★
いつ頃始まったのか覚えていませんが、県内でもランドセルを無料で支給する自治体は多いようです。
他県の方と話してはじめて知ったのですが、自治体がランドセルを無料で支給するというのは珍しいらしいです。
総じて他県の方からは羨ましがられるようですが、最近流行りの「○○の羽根」や軽量のもの、ピンク色のものなど、「オシャレなランドセルを背負わせたい」と思うお母さんなどからは、一部ありがた迷惑な意見も聞かれます。
信憑性 ★★★
「いばしん」とは「茨進」という県内の学習塾チェーン(?)です。
実は「茨進」と言われても、私のような昔県央地区のハズレ、今県西地区のハズレに住まう者には塾自体が少なく、ほとんど「??」な話でした。
もちろん今では私の住む街にも学習塾はたくさんありますが、「茨進」はありません。
それもそのはず、現在も同学習塾は、日立市~水戸市~笠間市~つくば市~牛久市と、県内の中央部を斜めに抜ける形で15市町村に展開されており、このエリアから外れる県北、鹿行、県西地区にはほとんどありません。
本書では、より成績のよい子が通う「思学舎」なる学習塾も紹介されていますが、こちらは水戸市と県南の都市部にしかなく、当然認知度は更に下がります。
信憑性 世代間ギャップにより評価できず
ヘルメット通学“はしり”の時代生まれの私としては、このおきては、なかなか感慨深いものがあります。
はじめはカッコ悪いし、髪型は崩れるしで、ヘルメットをかぶることが嫌で嫌で仕方なかった記憶があります。
そもそも田舎の中学生は自転車通学が基本なので、このようなヘルメット着用が義務づけられるようになったのでしょうが、バスで通学したり、自転車でもヘルメットを被らなくても良い都市部の子がスマートに見えて羨ましかった。
私たちの頃は「たすき」はありませんでしたが、逆に「ジャージで通学」が普通でした。
毎朝授業が始まる前に校庭を走る「校内マラソン」なる行事があったからでもありますが、全校集会がないときは制服も持たずに学校に通っていました。
そういやジャージ自体もカッコ悪かったな。
信憑性 ★★★
「日製」は、「日立製作所」の略です。
確かに県を代表する大学と企業ですが、このルートがエリートコースという認識には、世代間ギャップを感じます。
それ以前だとどうかと言えば、同じ国立校である茨城大学が地元ではそこそこエリートコースでしたし、日製は工専だったり、日製が持つ「日専校」なるいわば社内高校のような学校で、工業を専門に学んで入社するのがエリートコースという感覚でした。
それよりも早稲田や慶応をはじめとする都内の有名私立大から、そのまま都内の企業に…というのが本当の意味でのエリートコースでした。
「有能な人材はみんな県外に出て行ってしまう」というのが、茨城県の実情だったと思います。
もちろん近年の就職事情を見れば、つくば市の研究施設は別格として、茨城県にも県外から多くのエリートたちが働きに来ていますし、「筑波大→日製」もエリートコースで間違いはないです。
信憑性 ★★☆

『茨城のおきて~イバラキを楽しむための50のおきて』
この手の本は、茨城王のもの以外あまり読まない私ですが、パラパラとめくったところ、世代間ギャップなのか、地域間ギャップなのか「むむ?」な部分が結構見つかったので、これは検証しないわけにはいかないと購入して参りました。
そんな「50のおきて」の中から、「むむ?」なものをビックアップして私なりの検証を加えてみようと思います。

01 「くめ納豆」派と「おかめ納豆」派 納豆へのこだわりは異常

それよりも、「大粒」派か、「ひきわり」派か、はたまた「しょぼろ納豆」派かといった、納豆自体へのこだわりの方が強いのではないでしょうか。
とはいえ、そもそも茨城は納豆発祥の地でもないし、消費日本一ということもなく、ことさら茨城県民が納豆にこだわっているとは思えません。
ただ「しょぼろ納豆」は、茨城周辺でしか見られないようです。
信憑性:★★☆
02 買い物するなら 「ジョイ本」

実はこの「ジョイフル本田」ですが、県内には、荒川沖店、古河店、守谷店、ニューポートひたちなか店の4店舗しかなく、千葉の6店舗よりも少なかったりします。
ホームセンターとして、より地域に根ざしているのは、県内全域をカバーする、やや規模の小さな兄弟店「ジョイフル山新」や、栃木発祥の「カインズホーム」ではないかと思います。
ショッピングは…ということで言えば、現在はイオンをはじめとするショッピングモールがあちこちに出来ているので、現代の若者には通用しない感覚ではないでしょうか。
信憑性:★☆☆
07 「スタミナラーメン」のブームには若干戸惑っている

私としてはご当地ラーメンとして、かなりのポテンシャルを持っていると思っています。
著者は、スタミナラーメンについては詳しくなさそうで、水戸の人間は「どこの店が美味しいとかは特に知らない」などという、やや偏見に満ちた解説が掲載されています。
よって当然「松五郎」の名前も出てきません。
ただし、私もまだまだスタミナラーメンが「茨城のおきて」レベルではないとは感じます。
信憑性 ★☆☆
08 中華はやっぱり「珍来」ファミレスなら「ばんどう太郎」

特に「珍来」は、つくば市を中心とする県南地域に展開されているチェーンであり、県北・県央・鹿行(ろっこう)地域では見かけません。
また系列がいくつにも分かれ、最近は「茨珍麺飯食堂」に鞍替えした店が多いように思います。
県西境町発祥の「ばんどう太郎」も、県北を除きほぼ県内全域に店舗展開はしているものの、うどんを中心とした和食レストランで、「ファミレス」としては「COCO'S」に大きく水をあけられているように思います。
それよりも、ライバルは同じ県西岩井(現坂東市)発祥の「すぎのや」で、店舗の作りも似ているので、私もよく間違えます。
信憑性 ★☆☆
09 銘菓「吉原殿中」はソウルフード!
現在おじいちゃんおばあちゃんと呼ばれる世代の方は「ソウルフード」だったかもしれませんが、現代ではほとんど家庭で見かけることのなくなったお菓子です。
同様に水戸の銘菓には「水戸の梅」などもありますが、お土産としても昔日の勢いはありません。
信憑性 ★☆☆

11 茨城県独自の体操「県民体操」

確かにこの「県民体操」は、茨城県民なら誰もが知る体操ではないでしょうか。
ラジオ体操の軽快なピアノの伴奏と違い、低音の管楽器による伴奏がマイナーで重く、後半の天突き運動と言われる、しゃがんだ姿勢から伸び上がりながら腕を突き上げる動き(これが結構キツイ)など、ラジオ体操と比べて洗練されていない感じがしました。
ちなみに本書でも解説されていますが、ラジオ体操を作ったのが茨城県出身の遠山喜一郎という人で、県民体操もこの方が作ったものです。
実は県民体操は各県に存在するそうですが、学校などで教えているのは茨城だけなので、他県の人で県民体操を知っている人は少なく、そのため珍しく思われるようです。
『茨城県民体操』YouTube
信憑性 ★★★
12 ランドセルが無料で支給される

他県の方と話してはじめて知ったのですが、自治体がランドセルを無料で支給するというのは珍しいらしいです。
総じて他県の方からは羨ましがられるようですが、最近流行りの「○○の羽根」や軽量のもの、ピンク色のものなど、「オシャレなランドセルを背負わせたい」と思うお母さんなどからは、一部ありがた迷惑な意見も聞かれます。
信憑性 ★★★
13 成績が下がると「いばしん」に通わせられた

実は「茨進」と言われても、私のような昔県央地区のハズレ、今県西地区のハズレに住まう者には塾自体が少なく、ほとんど「??」な話でした。
もちろん今では私の住む街にも学習塾はたくさんありますが、「茨進」はありません。
それもそのはず、現在も同学習塾は、日立市~水戸市~笠間市~つくば市~牛久市と、県内の中央部を斜めに抜ける形で15市町村に展開されており、このエリアから外れる県北、鹿行、県西地区にはほとんどありません。
本書では、より成績のよい子が通う「思学舎」なる学習塾も紹介されていますが、こちらは水戸市と県南の都市部にしかなく、当然認知度は更に下がります。
信憑性 世代間ギャップにより評価できず
15 中学生はヘルメット&たすきで通学する

はじめはカッコ悪いし、髪型は崩れるしで、ヘルメットをかぶることが嫌で嫌で仕方なかった記憶があります。
そもそも田舎の中学生は自転車通学が基本なので、このようなヘルメット着用が義務づけられるようになったのでしょうが、バスで通学したり、自転車でもヘルメットを被らなくても良い都市部の子がスマートに見えて羨ましかった。
私たちの頃は「たすき」はありませんでしたが、逆に「ジャージで通学」が普通でした。
毎朝授業が始まる前に校庭を走る「校内マラソン」なる行事があったからでもありますが、全校集会がないときは制服も持たずに学校に通っていました。
そういやジャージ自体もカッコ悪かったな。
信憑性 ★★★
17 「筑波大学」→「日製(にっせい)」がエリートコース

確かに県を代表する大学と企業ですが、このルートがエリートコースという認識には、世代間ギャップを感じます。
それ以前だとどうかと言えば、同じ国立校である茨城大学が地元ではそこそこエリートコースでしたし、日製は工専だったり、日製が持つ「日専校」なるいわば社内高校のような学校で、工業を専門に学んで入社するのがエリートコースという感覚でした。
それよりも早稲田や慶応をはじめとする都内の有名私立大から、そのまま都内の企業に…というのが本当の意味でのエリートコースでした。
「有能な人材はみんな県外に出て行ってしまう」というのが、茨城県の実情だったと思います。
もちろん近年の就職事情を見れば、つくば市の研究施設は別格として、茨城県にも県外から多くのエリートたちが働きに来ていますし、「筑波大→日製」もエリートコースで間違いはないです。
信憑性 ★★☆

『茨城のおきて~イバラキを楽しむための50のおきて』
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