さくらがわーるどからこんにちは

図らずも、本日22:00～22:48放送のNHK『プロフェッショナル「仕事の流儀」』で、弘前公園の桜を管理する樹木医・小林勝氏の特集が放映されていました。

前半は、一昨日私が「弘前桜まつりリポート(桜編)」で書きました、ソメイヨシノの樹勢回復についての内容でした。

後半は、私も気に留めながらも、先日の報告はソメイヨシノに特化して書いたので触れずにいた、公園内の「大しだれ」(エドヒガン)についてでした。


5/3に撮影してきた「大しだれ」

この枝垂れ桜は、昨年の12/26に大雪で根元から倒れてしまったのですが、これを立て直して再生するまでのドキュメンタリーが放送されていました。


解説板にも倒れたことや再生中の案内が書かれていました

根もほとんどが切れてしまったため、主幹の3分の1を切除し、「根接ぎ」を7本もした大手術だったようです。


若い根を活着させる「根接ぎ」

まぁ、それにしても感じるのは、先日も書いたように管理というか、手入れの凄さです。

案内にあったので5000本と書きましたが、正確には2600本だったようで、それにしても2600本もの桜のほとんどを剪定したり、施肥をしたりというのは、並大抵の作業ではありません。

講演で聞いた話では、時期になるとパートさんを雇って作業をするそうですが、作業をする人はもちろん、これだけ力を入れる行政(小林さんは市の職員)も大したものです。

どこかの役所に爪の垢でも煎じて飲ませたいくらい＾＾；



何をもって弘前の桜が日本一かってことになって「とりあえず一所懸命手入れしているのは日本一じゃないか」という結論になったと言っていましたが、間違いないでしょうね。



なかなか「仕事の傍ら」のわれわれにここまでのことは出来ませんが、管理の中身は別として、いずれは自分もそう言えるようになってみたいなと思いました。

放送を見ながら、確かに大変ではあるでしょうが、つくづく羨ましい仕事だなぁ、と思ってしまいました。

ま、われらも出来るところから頑張りましょ。

NHK　プロフェッショナルから仕事の流儀
『桜よ美しく永遠に咲け　樹木医・小林勝』