2013年03月10日
桜ちらほら
先日本屋さんに行きましたら、桜関連の本がちらほらと並び始めていまして、桜ぐるひの私としてはもちろん見逃すわけにもいかず、それらを眺めているうちに目当ての本を買うのを忘れていました^^;
毎年そんなことをしているので、掲載されている桜は大体見たことのあるものばかりなんですが、この手の本は、情報を得るためというよりも、桜の高揚感を味わうためのものなんだと思っています。

一昨年桜川のサクラを特集していただいた『家庭画報』さんは、毎年3月号にサクラ特集を組んでいますが、今年は「夢の花 桜咲く」と題して、鎌倉と、兵庫県神崎郡上河町の「桜華園」、パリの桜の3本立てとなっていました。
『家庭画報』のサイトには、この特集の連動フォトギャラリーがありますので、一足早く桜を眺めたい方はご覧になってみてください。
『「夢の花 桜咲く」特集連動フォトギャラリー』
絵と旅と随筆の本『一枚の繪』では、「桜咲く 春の賛歌」と題し、桜をモチーフにした日本画が特集されています。
ただ、「私と桜~日本人の魂と結びついたモチーフ」なんてエッセイもあるんですが、現代画家の方達のものだからでしょうか、山桜を描いた絵がほとんどないのがガッカリです。
絵だからこそなのかもしれませんが、ここでもシチュエーションありきの桜ばかり。
「敷島の大和心を人問わば 朝日に匂う山桜花」の美意識を体現したような絵は見あたりませんでした。
変わったところでは、フラワーアレンジメントの季刊誌『ベストフラワーアレンジメント』の「桜ひらひらアレンジ」特集。
「桜のアレンジ」ってどんなものだろう?と覗いてみれば、さすがに桜そのものよりも、こちらもイメージとしての桜といった感じでした。
いかんせんタイトルや解説に「吉野」だの、「コノハナサクヤヒメ」だのといった言葉が並ぶものの、そこから「山桜」にまでは至らず、私の思う吉野や木花咲耶姫をイメージしたものが皆無だったのが残念^^;
桜と名が付けば、どんなものにも興味を示してしまうので、雑誌だけでなくこんな本にも目が行ってしまいます。
推理作家宮部みゆき氏の『桜ほうさら』
宮部みゆき氏は、ミステリーで『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『火車』で山本周五郎賞、『理由』で直木賞などを受賞、時代物で『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞するなど、錚々たる経歴を持つ実力派作家。
近著、『小説新潮』に9年間連載の大作『ソロモンの偽証』をご存知の方も多いでしょう。
この『桜ほうさら』は、浪人の恋と家族の難しさを描いた時代物ですが、物語の中で桜が象徴的に使われているとのこと。
これは“文庫本になったら”絶対買って読もうと思いました^^;
とまぁ、本屋で見つけた雑誌をいくつか紹介しましたが、こうした雑誌を見ていると「いよいよシーズンだぞ!!」と気分が高まってきます。
いわば私にとっての「盛り上げ本」
これからも、じゃんじゃん発売されるのを楽しみにしています。
Posted by ug at 09:00│Comments(2)│ほんのはなし
この記事へのコメント
はい
家庭画報観させて頂きました。
これからまた桜川の桜を観させて頂きたいと思います。
プロジェクトの皆さまの努力が実ると思います。
桜の開花楽しみに待っています。
今年も大変な事沢山あると思いますがお会いできます事楽しみに待っていますね。
山桜を楽しみに待っていますね

これからまた桜川の桜を観させて頂きたいと思います。
プロジェクトの皆さまの努力が実ると思います。
桜の開花楽しみに待っています。
今年も大変な事沢山あると思いますがお会いできます事楽しみに待っていますね。
山桜を楽しみに待っていますね

Posted by AMI at 2013年03月10日 22:13
>>AMIさん
楽しみにしていて下さい。
>今年も大変な事沢山あると思いますが…
いえいえ、大変とは思っていません。
「大変だぁ、大変だぁ」って言っているのが楽しいのです^^;
楽しみにしていて下さい。
>今年も大変な事沢山あると思いますが…
いえいえ、大変とは思っていません。
「大変だぁ、大変だぁ」って言っているのが楽しいのです^^;
Posted by ug at 2013年03月11日 16:11
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