2008年09月03日

きみの友だち

きみの友だち

2005年に新潮社より刊行され、今年の7月に文庫
化された重松清の『きみの友だち』を読んだ。

これまでの、イジメとそれに対する本人や家族の
葛藤を描いたものと違い、それを扱いながらも、
「友だち」に焦点を絞って書かれている。
重松氏の好きな短編連作という形で、小学校の
下校時に事故に遭ってから松葉杖生活になり、
友だちも失った主人公の恵美と、逆にこれをきっ
かけにして唯一の友だちとなる、身体が弱く入退
院を繰り返す由香の友情を中心に、その周囲の
人間を一人ずつ取り上げ、「友だち」をテーマに綴ら
れていく。

『たくさんの思い出を作りたいから「みんな」と関わ
っている暇なんてないの』

『たとえいなくなったとしても、一生忘れない友だ
ちが、一人、いればいい』

恵美を取り巻く登場人物毎に、それぞれの友だち
との関わり合い方が描かれているのだが、やはり
恵美と由香の絆の前には、どれもフワフワと浮かれ
た関係に見えてしまう…

グランドフィナーレへの持って行き方は見事だと思った。

映画化されるのも頷ける。

まだ茨城での上映予定はないようだが、是非観
てみたいと思った。

『映画 きみの友だち公式サイト』

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この記事へのコメント
私も是非 書店に寄ってみます
Posted by いいざわ at 2008年09月04日 10:39
>>いいざわさん

自分も腹回りのダイエットを教えて欲しいです。
Posted by 代表ug at 2008年09月05日 08:22
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